暗号戦史
「ハ行 作品」
作品名 萬里一條鐡 隊史編    (万里一条鉄 栄光の第一軍通信隊)
著者名 山西友の会
発行日:S63.4.6
出版社:山西友の会
形式:四六判
目次
第1章 日本陸軍電信隊の誕生と編成
第2章 平時編成における電信隊の変遷
第3章 満州事変から支那事変へ
第4章 電信諸隊の動員
第5章 第一軍のすべて
第6章 第一軍通信隊の編成
第7章 乙第3506部隊「電九」のすべて
第8章 電九より転属した者の足跡
第9章 終戦処理
附録
ストーリーの概要
回顧編、教材編に続く歴史ある第一軍通信隊(第四通信隊、電信第九連隊)の隊史編。
旧陸軍の歴史及び日本の通信界の歩んできた道を究める貴重な文献。
明治10年の西南の役に軍用電信掛として発足した古い歴史のある陸軍電信隊の隊史。
暗号について
第1章 日本陸軍電信隊の誕生と編成
・陸軍電信隊の暗号書の起源
 ・ 初めて秘密を保持するため、軍用に暗号が採用された。その暗号電報が、防衛庁戦史部(現防衛研究所)で発見されたことが、朝日新聞、昭和56年9月23日に掲載された。
 ・ 太政官暗号の電報は、単語を数字符号に置き換えたもの。
  山口:三四、県令:七九、電報:チ六、巡査:ロ四、暴動:ハ六等
 ・ 昭和10年ごろまでの日本陸軍の暗号と基本的には同一
附録:旧日本陸軍の暗号書の仕組み
・ 支那事変から太平洋戦争当時の日本陸軍の暗号は乱数方式
・ 軍隊で暗号書とは「一次暗号書」、「乱数表」、「使用規定」
・ 非算術計算、破壊防止、区別符、略数字符号等、具体的に説明
・ 米の暗号解読
・ 暗号書交付要領
・ 昭和18年の通信演習・・・乱数表の表紙の片隅、親指の爪程の大きさ、欠損 
  捜索しても見つからず。・・・関係者の処分、暗号書の廃棄処分
・ 終戦時の暗号書、関係書類の破棄について
・ 中国の明碼暗号
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