作品名 |
謀殺 山本元帥の死 (GET YAMAMOTO) |
著者名 |
バーク・ディヴィス (Burke Davis) (訳:吉本 晋一郎) |
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発行日:S45.11.25
出版社:原書房
形式:四六判 |
目次
第1章 孔雀は日曜日に飛ぶ
第2章 泊地
第3章 狩人
第4章 戦い勝って
第5章 狩人狩猟のコツを学ぶ
第6章 「いま戦略を勉強中なんだ」
第7章 「全滅ヲ賭シ、補足、撃墜セヨ」
第8章 会敵・〇九三四
第9章 ジャングルに漂う黒煙
第10章 狩人帰る
第11章 提督最後の航海 |
ストーリーの概要 |
* 1943年4月13日、太平洋地域の米軍無線監視所は一通の日本語暗号電を傍受、解読して、信じ難い重大情報をつかんだ。聯合艦隊司令長官山本大将が最前線基地の巡視に出発する。
* 米的発想で戦略を考える唯一の日本人山本。日本国民の偶像的存在である山本。しかも真珠湾攻撃を発案し、実行した男
* 山本の巡視先にもっとも近い所にいたのは日本軍に包囲されているガダルカナル島の部隊・・・到着したばかりのP-38戦闘機部隊。山本一行の飛行中を襲うことが出来るかもしれない!
* この出撃準備は、僅か二日間 |
暗号について |
第1章 孔雀は日曜日に飛ぶ
* ゼロゼロ:米海軍の隠語・・・司令長官。副司令は「ゼロゼロA」
* 山本長官視察の暗号電を傍受、解読
・ 暗号解読を怪しまれない方法は・・・豪沿岸監視隊員からの報告にしよう。
・ 傍受、解読した部隊、実施手順等の記述
・IBM製の計算機の活用
・JN-25:日本海軍の暗号「D暗号」の米側の名称の解説
・ブラックチェンバー等、米の通信諜報組織
* 暗号情報に対する米側の対応・・・ワシントン、真珠湾・・・ザカリス大佐、ファラゴ、レイトン等
第2章 泊地
* ロンドン軍縮会議でも暗号解読
* 真珠湾攻撃時の各種暗号・・・トラトラトラ、トトト、秘匿のための偽信
第6章 「いま戦略を勉強中なんだ」
* 視察暗号電報発信の際の日本側の対応・・・何故、詳細な電報を発信したのか
第7章 「全滅ヲ賭シ、補足、撃墜セヨ」
* 米軍の隠語「空の雲母」・・・混成航空隊司令官、「赤い」・・・戦闘配置につけ、
第11章 提督最後の航海
* 日本海軍の暗号に対する対応
* 長官戦史の報告電報
◎ 訳者あとがき
* 暗号と暗号解読の日米の対応、意義 |