暗号戦史
「チ行 作品」
作品名 沈黙のファイル    「瀬島龍三」とはなんだったのか
著者名 共同通信社社会部
初出版:H8.4:共同通信社

発行日:H11.8.1
出版社:新潮社
形式:新潮文庫
目次
第1章 戦後賠償のからくり
第2章 参謀本部作戦課
第3章 天皇の軍隊
第4章 スターリンの虜囚たち
第5章 よみがえる参謀たち
資料編:インタビュー
・崔英沢、井本熊男、イワン・コワレンコ
ストーリーの概要
敗戦、シベリア抑留、賠償ビジネス、防衛庁商戦、中曽根政権誕生…。
元大本営参謀・瀬島龍三の足跡はそのまま、謎に包まれた戦中・戦後の裏面史と重なる。エリート参謀は、どのように無謀な戦争に突っ走っていったのか。なぜ戦後によみがえり、政界の「影のキーマン」となりえたのか。幅広い関係者への取材により、日本現代史の暗部に迫ったノンフィクション。
日本推理作家協会賞受賞。

暗号について
第1章 戦後賠償のからくり
* マレー半島に進行せよの「ヒノデハヤマガタ」は、瀬島が起案した。
第2章 参謀本部作戦課
* 米のヒロシマへの原爆投下。テニアンに変なB29群が現れた。陸軍特殊情報部が、傍受したが、暗号は解読不能。だが、コールサインが新しい「V600」番台。しかも暗号電をワシントンに打つ異例の行動。
  また、1年前、ドイツから原爆の情報電が参謀本部に入っていたが、情報課には届かなかった。作戦課が独占。
* マレー半島上陸成功後の香港攻略開始命令・・・「ハナサク、ハナサク」
第5章 よみがえる参謀たち
* ソ連のスパイの連絡法
初出版:H8.4:共同通信社
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