作品名 諜報機関に騙されるな! 著者名 野田 敬生 発行日:2007.1.0
出版社:筑摩書房
形式:新書目次 第1章 イラク―露呈したインテリジェンスの罠
第2章 アルカイダ―“対テロ戦争”の実態
第3章 中国・ロシア―スパイ技術の精髄
第4章 朝鮮半島―“極東の火薬庫”で繰り広げられる情報戦
第5章 監察―諜報機関の暴走を抑えられるのか?ストーリーの概要 国際政治の舞台裏では、各国インテリジェンス機関による周到な情報活動と巧妙な駆け引きが展開されている。
だが、たとえば9・11をめぐる“対テロ戦争”では情報大国であるはずのアメリカ、イギリスも失敗の連続、テロの脅威はむしろ拡大はしている。
翻って日本は“スパイ天国”と揶揄されるほど諜報に対する国民の危機感が薄い。
ときに非合法的手段を用いて情報を集め、謀略活動する敢行する諜報機関の実態と限界を明らかにする。
情報戦を制するのは誰か?: 米・英・中・露・韓・北朝鮮・日本、そしてアルカイダの「インテリジェンス」。暗号について 第3章 中国・ロシア―スパイ技術の精髄
* 中国諜報機関の特徴
・シギント担当、盗聴機関
* 在上海総領事館員自殺事件
・暗号解読システムの情報収集が目的・・・日本のみならず米の電信官にも工作
* 鏡の荒野・・・通信の盗聴等に熱意
・FBAは中国大使館の外交官2名を逮捕・・・NSAの機密文書等の入手
・ベルリンにおける米によるソ連の軍事通信盗聴・・・トンネル
* トレイドクラフト
第5章 監察―諜報機関の暴走を抑えられるのか?
* テクノロジーの暴走
・NSAに盗聴権限
・NSAの障碍・・・暗号技術・・・公開鍵暗号、量子暗号等解読不能に
・テロリストは高度暗号の使用可能に
* 誰が見張り番を見張るのか?
・エシュロン盗聴システム・・・監察の必要性と困難性