作品名 |
諜報員たちの戦後 陸軍中野学校の真実 |
著者名 |
斎藤 充功 |
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発行日:H17.7.20
出版社:角川書店
形式:四六判 |
目次 序章 秘密戦士たちの留魂祭
第1章 陸軍中野学校とは
第2章 知られざる中野学校秘話
第3章 “戦犯”となった卒業生とGHQ潜入工作
第4章 下山事件との関わり
第5章 幻の教材発掘
第6章 陸軍中野学校と戦後諜報機関
第7章 「最後の抑留者」の証言
終章 陸軍中野学校の戦後を追って |
ストーリーの概要 |
陸軍中野学校は、日米開戦前夜の昭和十三年、諜報・諜略などの秘密戦要員を養成する目的でつくられた。
卒業生たちは、大陸や東南アジアで諜報活動に従事したが、終戦とともに組織は解体された。しかし、終戦後GHQに潜入を試みた者、自衛隊調査学校や内閣調査室の創設に携わった者、そして戦後最大の未解決事件「下山事件」と関わった者―関係者の肉声を丹念に拾い、戦後日本社会に中野学校卒業生たちの果たした役割を解明。
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暗号について |
序章 秘密戦士たちの留魂祭
*真実の姿を追う旅
・伴繁雄:秘密通信暗号の発信や解読を教えていた。
第3章 “戦犯”となった卒業生とGHQ潜入工作
*なぜ潜入したのか
・1期・山本少佐:秘密通信用として、インク及び特種便箋が渡された。
第4章 下山事件との関わり
*GHQのインテリジェンス・ビル
・日本郵船ビル:5階に、特種無電班室、暗号解読班室などがあった。
第5章 幻の教材発掘
*原資料にみる中野学校の教育
・高崎師団本部及び弾薬庫の襲撃演習
・襲撃する日時、時刻はラジオ放送を使って暗号で指示・・・音楽暗号
第6章 陸軍中野学校と戦後諜報機関
*自衛隊調査学校をつくった中野関係者
・共産党上田議員の調査:小平学校の教育に「コミントの解析技術」もある。
・調別:外国の電波と国内の不法電波の監視・傍受・・・情報本部の電波部に改編
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