暗号戦史
「チ行 作品」
作品名 諜報の天才 杉原千畝
著者名 白石 仁章
発行日:2011.2.25
出版社:新潮社
形式:四六判(ソフト)
    新潮選書
目次

プロローグ 杉原の耳は長かった
第1章 インテリジェンス・オフィサー誕生す
第2章 満洲国外交部と北満鉄道譲渡交渉
第3章 ソ連入国拒否という謎
第4章 バルト海のほとりへ
第5章 リトアニア諜報網
第6章 「命のヴィザ」の謎に迫る
第7章 凄腕外交官の真骨頂
エピローグ インテリジェンス・オフィサーの無念

 

ストーリーの概要
 国難をいち早く察知する驚異の諜報能力。
 この男にソ連は震えあがり、ユダヤ系情報ネットワークは危険を顧みず献身した―。
 日本の「耳」として戦火のヨーロッパを駆けずり回った情報士官の、失われたジグソーパズル。ミステリアスな外交電報の山にメスを入れ、厖大なピースを70年ぶりに完成させた。
暗号について
第1章 インテリジェンス・オフィサー誕生す
*ハルビンのソ連領事館の暗号書を奪う計画に杉原が参加した。
*当時、相手側電報の暗号解読、暗号パターンの入手は、諜報戦の任務

第2章 満洲国外交部と北満鉄道譲渡交渉
*満州におけるソ連側職員の逮捕事件・・・ソ連による日本側暗号の解読
*外務省は、暗号は強度が強く解読不可能と結論・・・WW2前後の諜報戦に遠因となる?

第7章 凄腕外交官の真骨頂
*独ソ開戦情報の入手・・・電報の暗号化を急ぐ・・・5月9日発で遠方第8号
*終戦時、小野寺武官、陸軍でも全て電報を焼却し、何も残っていない
 しかし、米による傍受・解読した記録がワシントンDCの米国立公文書館に残っている。
*ソ連の日本への参戦情報・・・小野寺が最も複雑な暗号を用いて発信・・・米の傍受解読記録にない。
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