暗号戦史
「チ行 作品」
作品名 超スパイ機関   世界最強の諜報機関
著者名 アンドリュー・タリー    (Andrew Tully)   (訳:関口英男)
発行日:S46.12.31
出版社:早川書房
形式:四六判(ソフト)
目次
1 盗聴機を備えた空飛ぶ円盤
2 スパイ帝国のなりたち
3 多すぎるスパイ
4 機器を使ったスパイ活動
5 NSAの内幕
6 チェコの危機
7 コペンハーゲンでの密会
8 名誉なき予言
9 スパイ船
10 ストークリー・カーマイケルの旅行
11 クレムリンを盗聴
12 黄禍の秘密文書
13 東はアンマン、南はハバナまで
14 国を裏切ったスパイたち
15 政府内部の醜い事情
16 議会は一層うるさく監視せよ
ストーリーの概要
各国の米大使館にCIAの職員が配置されているのは周知の事実である。米の諜報活動費の大部分は、CIAではなくペンタゴンに流れる。そこにはNSA、DIA、陸海空3軍の夫々の情報局等の超スパイ機関がある。
 フォート・ミードにあるNSA本部には8軒のスナックバー、手術室を備えた病院、銀行、クリーニング店まである。2万人の職員達は、スパイ衛星やプエブロ号のようなスパイ船などによって収集された膨大な暗号を解読している。解読された暗号は様々な手を経て大統領に報告され、大統領はこれらの情報に基づいて政策を決定している。
 いかにして米は中共やソ連にスパイを潜入させたか?
 いかにしてソ連のチェコ侵入を探知し、それを阻止すべくいかなる行動をとったか。そしてなぜ阻止できなかったのか?
暗号について
1 盗聴機を備えた空飛ぶ円盤
*NSAの実態・・・傍受基地、盗聴装置、暗号解読、職員の配置

3 多すぎるスパイ
*NSA・・・敵味方を問わず他の国々の通信の傍受、分析、暗号解読
      米国のあ通信と暗号の安全を守る
4 機器を使ったスパイ活動
*大統領の「黒い箱」・・・核攻撃用の暗号書、暗号指令方法
*女スパイ・イングリッドによる暗号書入手

5 NSAの内幕
*暗号と暗号解読の説明
*情報の活用方法
*ソ連のワンタイムパッド暗号の解読・・・秘密・・・敵のミス
*ワンタイムパッドは効率が悪いので米は使用しない。
*COMSEC・・米政府内の秘密通信の防衛
*研究開発部門

7 コペンハーゲンでの密会
*デンマーク人から情報を入手したギリシャのスパイは商用無線で暗号化してアテネの軍事政権本部に送信。
  NSAは傍受、解読

9 スパイ船
*プエブロ号事件


その他。諸所に暗号、暗号解読について記述有り。
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