暗号戦史
「フ行 作品」
作品名 「プエブロ」事件とその教訓  (波濤増刊号)
著者名 兵術同好会
発行日:?
出版社:海上自衛隊?
形式:雑誌(A5)
目次
まえがき
1 情報収集艦(AGER)の誕生
2 「プエブロ」の北鮮沖行動決定の経緯
3 「プエブロ」支援の態勢
4 「プエブロ」の行動概要
5 「プエブロ」の拿捕及び領海侵犯承認の事情
6 中央当局、上級司令部及び関係各部隊の処置
7 その後の事件処理の概要
8 その他参考となる事項
あとがき 
ストーリーの概要
 19681月、米海軍情報収集艦「プエブロ」は、元山沖で北鮮に拿捕され、米国内外に大きな衝撃を与えた。 ジャーナリストのアームブリスターは、「A Matter of Accountability」という本を発表した。
 彼は、「米国は即応態勢を準備しないまま、不適当な艦に、未経験な乗員を乗せて、非友好国の沖合に送った。予期しない北鮮の攻撃を受けて、狼狽した艦長は抵抗する力がないと考えて降伏した。 ワシントンは大きな衝撃を受けて激怒した。米国国旗を掲げた海軍艦艇が、平時に、公海上で、攻撃されるということは、だれも想像だにしていなかったのである。
 この“
あるはずがない”という心理こそ、この事件を未然に防止できず、かつ、事件に即応できなかった最大の要因である。」と述べて、奇襲に備えることがいかに困難であるかを強調している。
 そして、結局、国全体としてのシステムそのものの体質に問題があったとして、バイク議会調査委員会委員長の「我々すべてに責任がある」という言葉を引用して序言を結んだ。
 人間の歴史を通じて、“あるはずがない”ことが何度も繰り返して起-こってきた事実と、それに備えることの重要さ、困難さを十分認識すべきことは、いくら強調しても強調しすぎることはない。  
暗号について
1 情報収集艦(AGER)の誕生
*NSA・・・自国の暗号の防護、外国通信の傍受解読

8 その他参考となる事項
*緊急破壊装置と余剰秘密図書・・・当然暗号書等が含まれる。
 ・破壊装置を要望したが、金と時間がかかるので拒否される・・・大量の文書等が接収された。
 ・不要な秘密文書が多数搭載されていた。・・・暗号書は?・・・「浮いた秘密印刷物倉庫」だった。

残念ながら、暗号について細部の記述はない。 
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