作品名 |
「八月十五日」は終戦記念日ではなかった |
著者名 |
古川 愛哲 |
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発行日:2010.8.20
出版社:KKベストセラーズ
形式:新書 |
目次
第1章 なぜ終戦の日をまちがえたのか
第2章 八月十五日に戦争は終わらなかった
第3章 占領を背負った男
第4章 戦争なんかに勝てるわけない
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ストーリーの概要 |
「ポツダム宣言を受諾し、日本は降伏した」そう歴史の教科書で習った記憶は、どなたにもあろう。では、その「ポツダム宣言」が存在しなかったとしたら?
高校野球大会が開催されている真夏の甲子園。八月十五日の正午になると球児たちが試合を中断し黙祷する。言わずと知れた「終戦記念日」の一光景だが、万一、その日付が間違っているとしたら?
歴史の真実をねじまげたのは、日本かアメリカか、それとも・・・。
第1章 なぜ終戦の日をまちがえたのか
・「ポツダム宣言」はなかった? ・陸軍は「原爆投下」の日を知っていた ・被爆直後の長崎に米軍は侵入していた ・玉音放送は8月14日の怪
第2章 八月十五日に戦争は終わらなかった
・日本各地に「終戦」はどのように伝わったのか ・「玉音放送」を否定して回った陸軍 ・美談「宇垣特攻」の無責任さ ・人気劇作家の終戦 ・本土決戦の兵力は温存されていた
第3章 占領を背負った男
・占領軍とわたりあった中将 ・敗軍の将、黙して語らず ・アメリカ軍人は紳士だったか? ・敵を良く知っていたアメリカ ・なぜ在日朝鮮人は帰国しなかったのか ・占領軍の給料は日本が支払っていた ・占領軍は日本を助けたわけではない
第4章 戦争なんかに勝てるわけない
・迷彩色の大仏殿 ・絶対に空襲されない街 だから憲兵は嫌われる |
暗号について |
第1章 なぜ終戦の日をまちがえたのか
*「今朝手術しました。診断はまだ完了していませんが、順調なようで、早くも期待を上回っています」
・原爆実験成功の第1報・・・ポツダムの陸軍長官あて暗号電報
*「われわれはロイヤル・ストレート・フラッシュを手に入れた」
・トルーマン大統領・・・「切り札」を手に入れた
*陸軍中央特殊情報本部・・・無線傍受による情報解析
・テニアンからの新コールサインを傍受・・・600番代。
・ワシントンと1回だけ交信・・・何のために?どんな関係?
*暗号名「ニ号研究」
・陸軍の原爆開発
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