作品名 |
秘密戦 東京を謀略の基地にすればこうなる |
著者名 |
古谷 多津夫 |
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発行日:S32.1.8
出版社:東京ライフ社
形式:新書 |
目次
第1部 第2次大戦の秘密戦
第2部 血で血を洗った秘密戦
第3部 これが秘密戦だ
第4部 生死を越える誘導戦 |
ストーリーの概要 |
米ソは、戦後10年間幾たびとなく熱戦の危機が伝えられたが、互いに戦争手段に訴えることを避けている。その代り、相手の全てを知るために、驚くほどの巨額な経費、それも一般予算に計上し得ない性質の経費によって、諜報、謀略工作がふっ団に、秘密裏に続けられている。
戦争を避けようとすればするほど、国力が弱ければ弱いほど、他国の全てを知ることが必要なのである。
それにも拘らず、戦後のわが国には、機密保持も諜報工作もなく、全ては無防備そのままである。
特務戦の戦例、現状について書かれている。 |
暗号について |
第1部 第2次大戦の秘密戦
*暗号で敗れたミッドウェー海戦
・特殊無線の傍受、電話の盗聴、暗号の解読等、自由自在にこなせる能力を持つのは容易ではない。
・暗号の解読では日本の海軍軍令部、陸軍参謀本部、外務省は世界でも一流の技術を持っていたとされるが、米海軍の暗号解読により悲惨な結果を生んだ。
・米海軍によるミッドウェーの略号解読・・・・〈水不足の平文電報。日本海軍はそれを暗号電報で発信 |