暗号戦史
「ヒ行 作品」
作品名 秘密のファイル CIAの対日工作   上・下
著者名 春名 幹男


発行日:2003.4.10
出版社:共同通信社
形式:四六判

目次
上巻:
序章 コリングウッド
第1章 日米開戦への道
第2章 祖国との決別
第3章 CIA対日工作の源流
第4章 反共への急カーブ
第5章 日本の黒い霧
第6章 日本改造
下巻:

第7章 反共工作基地)
第8章 政界工作
第9章 情報戦争20世紀から21世紀へ
ストーリーの概要
上巻:
アメリカ―CIAは、日本に対して何をしてきたのか。戦前・戦中の情報戦、占領期のキャノン機関、児玉誉士夫、笹川良一の活動など、昭和史の転換点には、つねにアメリカの情報工作があった。米国立公文書館に眠っていた膨大な機密書類の発掘とその分析、そして関係者多数の証言から、アメリカによる対日工作の実態を浮かび上がらせる。歴史上の疑問と疑惑に答える日米関係裏面史。
下巻:
アメリカ―CIAの対日工作は、GHQの占領体制後も絶え間なく続いた。東西冷戦により、CIAは日本での反共工作を活発化させ、吉田茂、岸信介、佐藤栄作など、歴代の首相に対する政界工作を行う。60年安保、沖縄返還、そして現在の北朝鮮問題まで、日米外交の裏面に隠れた工作の数々が明らかにされる。情報工作という視点から、日米関係の真相と深層に光をあてた迫真の調査報道。

暗号について
上巻:
第1章 日米開戦への道
・在米日本大使館員・寺崎英成の情報活動は、暗号解読により米側に筒抜けだった
・大使館武官室における米による暗号書盗撮事案
・対戦前・中における米の暗号解読作戦
・日本総領事館に007侵入
・ディッキンソンのスパイ情報
・ハル・ノート原案にソ連スパイ関与
・米政権中枢部にスパイ・・・ソ連との戦い
第2章 祖国との決別
・2世の活用
・山本五十六機撃墜の陰で・・・解読されていた予定表
・海軍乙事件
文庫版:
発行日:H15.9.1
出版社:新潮社
形式:新潮文庫
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