暗号戦史
「ヒ行 作品」
作品名 ヒトラーのスパイたち    (HITLER'S ESPIONAGE MACHINE)
著者名 クリステル・ヨルゲンセン    (Christer Jorgensen)  (訳:大槻敦子)
発行日:2009.3.10
出版社:原書房
形式:四六判
目次
序章 諜報の重要性
第1章 保安情報局(ND)
第2章 戦争にそなえて
第3章 スパイマスター
第4章 容易な勝利
第5章 要塞島
第6章 戦場となった中立国
第7章 容赦なき戦い
第8章 特殊作戦
第9章 世界に広がるスパイ網
第10章 その他の機関
第11章 内部の情報戦争
ストーリーの概要
世界の歴史を変えたナチスの諜報機関とエージェントたち。ナチスドイツの諜報機関ほど謎のつつまれた諜報機関はない。
豊富なエピソードと証言、150以上におよぶ貴重な写真とともに「スパイ」から描かれた初めての歴史。
暗号について
第1章 保安情報局(ND)
* 祖国ドイツの敵:1914〜18
 ・イギリスの対敵諜報部MO5・・米人ロディからストックホルムへ送った郵便物から「暗号文書」を押収
* 東部戦線
 ・第8軍は、開発された無線を活用・・・ロシアの無線通信を傍受、情報を入手
* 戦争捕虜収容所
 ・総司令部に西部暗号解読局を設置。野戦電話盗聴装置の開発
 ・フランス、イギリスはドイツ良りも暗号解読はすぐれていた。ルーム40

第3章 スパイマスター
* 親衛隊入隊
 ・ハイドリヒ・・・暗号解読とスパイ技術の手ほどきを受ける・・・左派の運動家の監視・・・獣として恐れられる

第4章 容易な勝利
*生き残ったポーランドのスパイ網
 ・解読した暗号と、ドイツの暗号機械エニグマを携えてパリに逃げ延びた。
 ・無線の監視と解読文から連合軍はドイツの作戦に気づいていない・・・1940年代

第6章 戦場となった中立国
*ルドルフ・レスラーとドイツ人将軍たち
 ・スイスの拠点に何百台ものエニグマ暗号機で、情報の操縦を実施。コールサイン「RAHS」。

第7章 容赦なき戦い
*ソ連の停滞
 ・国防軍諜報部は、赤軍が送信した極秘通信文を読むことが出来た。・・・ソ連の戦地暗号を入手。
*タフリン大佐
 ・捕虜になった大佐はソ連に戻り、ドイツに情報を送った・・・しかし、タバコの紙に記された暗号が見つかり銃殺された。
*赤いオーケストラ
 ・無線保安局がソ連の暗号様式を用いた通信を傍受・・・郵便車に見せかけたワゴン車で方位測定

第9章 世界に広がるスパイ網
*国防軍情報部、チェトニクとの接触
 ・パルチザンが用いる暗号を解読・・・暗号が旧式?
*ロンメルのアメリカ人「スパイ」
 ・ドイツ軍がアメリカの「黒い暗号」を解読
第10章 その他の機関
*アンドレス・フィグル:SDの暗号作戦を指揮
*外務省のINFV情報部門:PersZ・・・米の外交暗号を解読
*調査局(F局)・・・盗聴、傍受・・・最盛期6000人、米・英・仏・伊の高度暗号の解読
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