暗号戦史
「ホ行 作品」

作品名 歩兵大隊指揮機関の刷新と視号通信の活用に就いて
                     (「偕行社特報第66号」所収)
著者名 外立 岩冶
昭和16年1月
66号
発行日:S16.1
出版社:偕行社
形式:雑誌
目次
(なし)
概要
旧軍における指揮連絡の合理化が進み、作戦要務令にも画期的表現がなされた。
昭和13年11月22日、諸兵通信法教範草案が発布、新歩兵操第6編に通信隊教練を新設、教練が確立されるにいたった。
大隊長と中台間における通信連絡手段として、視号通信が有効。敵眼暴露を最小に制限し得る字号布板(鎧戸式シャッター)の簡易自製略数字及び略号表の作製活用を図った。

1 字号布坂の自作
2 略数字の活用即ち略号表
3 年度教育における企図
4 査閲計画及び講評の一例
暗号について
2 略数字の活用即ち略号表
 *モールス符号は、アルファベットは26もじだが、イロハは48文字・・・・困難
 *数字略号の活用・・・略数字は記憶が容易で誤りが少ない。・・・組合わせて略号を作る。
 *戦場通信では、瞬間的に通信しなくては危険が大。・・・敵弾のお見舞い
 *通信手は送受に専念・・・・大隊副官、指揮班長が略号表で組立・翻訳・・・理想
 *別表「視号通信略号表」
  ・使用規定
  ・略号表:隊号、状況報告、通報動作、敵に関するもの、射撃に関するもの、地点方向位置等、通信実施に関するもの、特殊符号、カナ及び記号
  ・通信法
  ・使用例
  ・略数字
inserted by FC2 system