暗号戦史
「フ行 作品」
作品名 フリッツ・コルベ 「究極のスパイ」と呼ばれた男
 「前編:歴史街道2007.12 後編:2008.1」所収
著者名 吉田 一彦
発行日:
前編:2007.11.6
後編:2007.12.6
出版社:PHP研究所
形式:雑誌



目次
「なし」
ストーリーの概要
「前編」
後にCIA長官となるアレン・ダレス。彼が情報活動の拠点にしていたベルンの米大使館を、第2次世界大戦最中の1943年8月18日、あるドイツ外務省職員が訪れた。二人の出会いは、やがて大戦の帰趨に大きく影響することになる。
*「トップシークレット」のスタンプ
*ヒトラー本営の所在地を書き示す
*戦争を早く終わらせたい

「後編」
ドイツのV2ミサイル開発計画、ドイツのジェット戦闘機の詳細、日本軍の東南アジア作戦計画・・・。男がもたらす情報は、連合軍が喉から手の出るものばかりだった。
米国OSS、英国情報部も認めたその男は、「傑出した情報源」「究極のスパイ」と呼ばれることになる。
*連合国にドイツの重要機密情報を伝えたい
*暗号解読では得られない情報
*クラーク・ケントが、裏切り者か
暗号について
「前編」
*ヒトラー本営の所在地を書き示す
・話がうますぎる
 @暗号に関すること
  ・・・大使館は得た情報を直ちに暗号で遠国に送信すると見越したドイツ側の作戦ではないか?・・・クリプでは?
 A不法なスパイ活動をしたとスイスに通報するのでは?

*戦争を早く終わらせたい
 ・1943年8月7日にカイロの米大使館が発した暗号電報を、ドイツが解読した事実
 ・暗号名
 コルベ:ジョージ・メルツ 米側担当 男:ゲオルク・ヴィンター、女:アニタ・ヴィンター  機密文書:ボストンシリーズ

「後編」
*連合国にドイツの重要機密情報を伝えたい
 ・コルベは電報の差マリオを作成する仕事もしていた。伝書使にも任命される。

*暗号解読では得られない情報
 ・ダレスからコルベへの葉書
 「私の息子のことを覚えておられると思いますが、その後の誕生日が迫ってきました。そこで日本製の玩具をプレゼントに考えていますが、以前はおもちゃ屋に沢山並んでいたのが、今は全く見当たりません。ベルリンには残っていませんでしょうか。」
 →コルベの情報
 「日本海軍の戦闘序列、日本の政治、経済についてのドイツの報告書の コピー」
 ・ブレッチェリーパークでの解読からコルベの情報は信頼性があった。
 ・暗号解読では得られない情報もあった。
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