暗号戦史
「イ行 作品」
作品名 インテリジェンス解読H ノルマンディー上陸作戦を欺瞞せよ
          イギリスの謀略戦争(前編) (「軍事研究2010.5号」所収)  
著者名 橋本 力
発行日:2010.4.10
出版社:
ジャパン・ミリタリーレビュー社
形式:雑誌
目次
「なし」 
ストーリーの概要
 第2次世界大戦においてイギリスが仕掛けた戦略的欺瞞工作。
 大戦後も45年にわたって封印されてきた「ダブルクロス」の実態とは。
 対ドイツ戦争、とくに大陸反攻地点を欺瞞した二重スパイ”ガルボ”の活躍を紹介。

* 45年間封印された国家機密
* イギリスのインテリジェンスとMI5
* ドイツスパイの上陸
* MI5のスパイ収容所「020」
* "二重スパイ"と「第20委員会」
* 二重スパイを用いた「ダブルクロス」
* 二十世紀で最も重要なスパイ「ガルボ」
* 「世界で最高の役者」「ガルボ」に騙されたヒトラー
暗号について
* イギリスのインテリジェンスとMI5
 ・GCHQ:通信傍受・暗号解読を行う・・・大戦中はGC&CS・・・ブレッチェリー・パーク
 ・大戦中はMI6の管理下、MI5は情報をMI6から得た。・・・両者は親密な関係
 ・ブレッチェリー・パークは暗号解読、通信傍受はRSS(MI8)

* ドイツスパイの上陸
 ・二重スパイ「オーエンズ」・・ドイツのアプヴェーアと更新のための短波送信機で傍受
 ・ISOS情報:MI5によるアプヴェーア、SD、RSHAの傍受・解読情報、ISK:プレっチェリー・パークのエニグマ解読情報
 ・ウルトラ:ドイツのエニグマ暗号解読情報+イタリア・日本を含む高レベルのシギント情報

* MI5のスパイ収容所「020」
 ・尋問時,ISOS情報を活用

* 二重スパイを用いた「ダブルクロス」
 ・ドイツ諜報機関の暗号解読情報の活用

* 「世界で最高の役者」「ガルボ」に騙されたヒトラー
 ・ガルボの通信手段・・・無線機・・・半年で500回以上交信・・・殆どが「緊急」
 ・ガルボによる上陸作戦時の偽信成功
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