暗号戦史
「イ行 作品」
作品名 陰謀と諜報の世界   歴史に見るスパイの人間像 (SPIES & SPMASTERS)
著者名 ジョック・ハスウェル   (JOCK HASWELL)  (訳:遊佐 雄彦)
発行日:1978.12.15
出版社:白揚社
形式:四六判
目次
1 知ることの必要性
2 僧侶と吟遊詩人
3 王のスパイたち
4 17世紀=黎明期のスパイ組織
5 18世紀=英雄の時代
6 新大陸とフランス革命
7 イベリア半島とワーテルロー
8 偉大な平和の時代と南北戦争
9 ビスマルクの"探偵犬の王"
10 世界大戦の序幕
11 戦争を終わらせるための戦争
12 第2次世界大戦
13 冷戦下の情報活動
ストーリーの概要
 スパイの歴史は長いが、その長いスパンの出来事を包括的に纏めている。
 各時代のスパイの活躍、重要性、成果あるいは失敗の事例を記述している。
 
暗号について
1 知ることの必要性
 *アレクサンダーが使用した暗号としてスキュタレー暗号を紹介してい

3 王のスパイたち
 *エリザベス女王に仕えたウォールシンガムも功績
  ・メアリ・スチュアートの暗号解読
 *図:チョーサーがエージェントに宛てた暗号メッセージ

4 17世紀=黎明期のスパイ組織
 *ジョン・サーローを国家長官兼情報長官に任命
  ・ジョン・ウォリス博士による暗号解読

6 新大陸とフランス革命
 *ワシントンが使用した暗号
  ・白紙にあぶりだし文字は不可。王党スタイルの手紙の行間に必要な透明文字を書く。
  ・写真:その暗号と解読された文

7 イベリア半島とワーテルロー
 *ウェリントンが使用した暗号
  ・ジョージ・スコヴェルが作戦暗号解読の専門家に任命・・・大パリ暗号を骨抜きに

8 偉大な平和の時代と南北戦争
 *通信情報の最初の分析家・・・カービイ
 *南北戦争時、北軍のルウは、暗号面で大活躍

10 世界大戦の序幕
 *第1次世界大戦時のカミング司令官・・・暗号解読の組織化

11 戦争を終わらせるための戦争
 *ドイツのケーブル切断・・・無線の使用を強制・・・傍受・解読
 *ローム40・・・ツィンマーマンの暗号電報解読

12 第2次世界大戦
 *ヤードレイのブラックチェンバー
 *エニグマ暗号の解読
 *米による日本海軍暗号の解読・・・山本長官撃墜、ミッドウェー

★ 暗号、暗号解読について触れてはいるが、具体的記述は少ない。
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