作品名 |
海軍の昭和史 提督と新聞記者 |
著者名 |
杉本 健 |
|
発行日:1982.8.15
出版社:文藝春秋
形式:四六判 |
目次
第1章 月明の海軍省
第2章 ワシントンからロンドンへ
第3章 五・一五事件と二・二六事件
第4章 海相・米内光政
第5章 山本五十六の遺書
第6章 米内内閣誕生
第7章 「危機」の中の三国同盟
第8章 開戦派の擡頭
第9章 嶋田繁太郎と豊田副武
第10章 真珠湾前後
第11章 朝日新聞とゾルゲ事件
第12章 黒潮会の夕映え
第13章 孤影・井上成美と石川信吾
|
ストーリーの概要 |
日中戦争から三国同盟、そして開戦からその終焉まで、帝国海軍の命運を担い、時流に抗すべく奮闘した提督たち。米内光政・山本五十六ら数多くの将官の謦咳に接し、その揺るぐことなき武人魂と、虚飾なき真情と懊悩を目のあたりにした朝日新聞記者が描く戦中秘史。
国内相克の中で孤塁を堅持した海軍への鎮魂歌。 |
暗号について |
第1章 月明の海軍省
*ロンドン会議
・ロンドンからの全権電報:77通来たが、60通は海軍に知らせず。
・最後の請訓電報は、海軍に見せないために浜口首相と幣原外相に「換字暗号」で直接打電した。
第10章 真珠湾前後
*開戦前夜
・サイゴンからプノンペンに就いた社会部長は、「あした戦争が始まる」という意味の暗号電報を、本社の編集局に打った。
第13章 孤影・井上成美と石川信吾
*MO作戦
・日本海軍の暗号を傍受した米海軍は、機先を制した
・珊瑚海開戦後、日本海軍は、1日に1千通もの暗号電を交信している。これは如何に高度な暗号でも、米側に傍受解読の手掛りを与えたのではないか。
・珊瑚海海戦の終わりごろは、暗号では間に合わず、平文電報で打った。
*ミッドウェー作戦
・米海軍が事前に日本側の暗号を解読しているハンディ |