暗号戦史
「タ行 作品」
作品名 北朝鮮 対日謀略白書
著者名 恵谷 治
発行日:1999.11.1
出版社:小学館
形式:四六判
目次
第1部 対日浸透作戦の実態
第2部 日本海の不審船追撃劇を完全再現
第3部 日本人拉致事件の真相
第4部 北朝鮮スパイ事件の全資料
ストーリーの概要
* 潜入・脱出から拉致・撹乱・破壊工作まで・・これが北朝鮮が仕掛ける対日スパイ戦争だ!
 ・元工作員や日本在住の協力者たちの証言をもとに、北朝鮮スパイの日本への潜入方法を初めて具体的に明らかにするとともに、これまで判明している潜入・脱出事件と日本人拉致事件のすべての記録を記述。
 ・対日専門のテロ工作集団の存在や、スパイ道具、スパイ専門用語などを分析することにより、現在も続いている北朝鮮の対日工作活動を記述。

目次の細部
第1部 対日浸透作戦の実態
 第1章 日本に潜入したスパイの証言           第2章 対日浸透作戦と「半潜水艇」
 第3章 金正日が支配する謀略機関の内幕       第4章 総合スパイ養成機関「金正日政治軍事大学」
 第5章 ある大物スパイの物語(辛光洙事件)
第2部 日本海の不審船追撃劇を完全再現
 序幕  怪電波の傍受                     第1幕 二隻の工作船を遂に発見 
 第2幕 関係閣僚会議の開催                 第3幕 巡視船艇の威嚇射撃 
 第4幕 「政」に押し止められた「官」             第5幕 史上初の「海上警備行動」 
 第6幕 自衛隊による警告砲撃と爆弾投下          終幕 そして、工作船は北朝鮮に逃走した
第3部 日本人拉致事件の真相
 第1章 拉致された息子との再会               第2章 「よど号結婚作戦」の被害者
 第3章 在日協力者が供述した拉致方法          第4章 大人と間違われて連れ去られた少女
 第5章 在日秘密組織による拉致工作            第6章 カップル連続拉致工作
 第7章 国際指名手配を受けた拉致実行犯         第8章 実行犯が逮捕されたスパイ事件
 第9章 ヨーロッパ留学生拉致事件              第10章  工作員証言による拉致被害者たち
第3部 北朝鮮スパイ事件の全資料
 ・1950年「第1次北朝鮮スパイ事件」から         ・1999年「日本海不審船追跡事件」まで全55件の事件概要
暗号について
第1部 対日浸透作戦の実態 
 第1章 日本に潜入したスパイの証言
  ・接触方法・・・打石信号、合言葉、無線機のスイッチの入力
 第2章  対日浸透作戦と「半潜水艇」
  ・美浜事件−工作船とともにスパイ道具を発見・・・暗号解読に使う乱数表や換字表など(写真あり)
 第5章 ある大物スパイの物語(辛光洙事件)
  ・スパイ教育・・・通信方法、暗号作成、マイクロ写真技術等
  ・ラジオから流れる乱数の「A3指令」
  ・本を利用した暗号(例:「抗夫」、陰書用の特殊インクの携行
  ・日本潜入後の工作員教育・・・A3指令の受信要領、暗号の使用方法、隠書の作成方法等
第2部 日本海の不審船追撃劇を完全再現
 序幕  怪電波の傍受・・・工作船事件
  ・美保通信所での怪電波キャッチ・・・その他国内の受信施設
  ・北朝鮮のスパイ船の発信電波
 第3幕 巡視船艇の威嚇射撃
  ・海保巡視船「ちくぜん」と海自護衛艦「みょうこう」の交信・・・共通暗号なし、平文交信 
第3部 日本人拉致事件の真相
  第3章 在日協力者が供述した拉致方法
  ・平壌放送の「音楽信号」で作戦開始
  ・打石信号、合言葉の使用
  ・「A3指令」、暗号を使用した国際電報
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