作品名 |
玉砕 暗号電文で綴るパラオの死闘 |
著者名 |
舩坂 弘 |
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発行日:S43.8.25
出版社:読売新聞社
形式:四六判(ソフト) |
目次
序にかえて
* 鉄壁の布陣
* 水際の攻防
* 死の山嶺
* 敵前逆上陸
* 常在戦場・アンガウル
* 持久に徹す
* ガラゴン海上斬込隊
* 終戦
参考電文 |
ストーリーの概要 |
パラオ地区集団司令部と参謀本部、離島の部隊との間の、全期間にわたる完全な往復電文綴りを基とし、日米両国の「公刊戦死」さらに生き残りの戦友が相寄り相扶けて出した正しい資料を、同地区で実際に戦った著者がまとめた貴重な戦史である。
軍の電報は、部隊の神経であり、血液である。特に精強なる当兵団の電報には、人と人とのつながりが脈々として浮き彫りにされている。その電文綴りが完全な形で外地から持ち帰られたというのは奇跡であり、ここに23年ぶりに日の目を見るのは、現代の世相・世論からみても意義深い。
元パラオ集団参謀・陸軍大佐 中川 廉 |
暗号について |
*序にかえて
・血の電文、祖国に還る日
・参謀長多田大佐の行李の中に隠していた電文用紙がMPに見つかる。
・大佐は、部下の戦死者名簿だと主張。米軍司令官の手紙を示し説得・・・日本に持ち帰る
・大佐は巣鴨拘留所に収容される前に中川大佐に預けた。
*以下、電文を基にパラオの戦闘が記述されている。
・暗号をどのように運用したのか等の記述はない。 |