暗号戦史
「キ行 作品」
作品名 巨星「ヤマモト」を撃墜せよ!   誰が山本GF長官を殺ったのか!?
著者名 C・V・グラインズ   (Carroll V. Glines)    (訳:岡部 いさ)
発行日:1992.4.23
出版社:光人社
形式:四六判
目次
第1章 「かかれ!あの野郎をやっつけろ!」
第2章 暗号解読班
第3章 百万に一つの可能性
第4章 ヤマモト提督とは誰だったのか?
第5章 「ボギー!11時方向上方!」
第6章 「4月18日ハ我ラノ日ナルモノノ如シ」
第7章 日本側の記録
第8章 “ブル”・ハルゼー、激怒す
第9章 後の騒ぎ
第10章 山本回顧の会
第11章 誰が本当に山本五十六を墜としたのか?
第12章 歴史を求めて
ストーリーの概要
1943年4月18日、連合鑑隊司令長官・山本五十六大将の塔乗機が撃墜された―。山本長官機を撃墜したのは誰だったのか?
作戦に関わった殆どの人々はそのままで十分満足だった。しかし、一人のパイロット・ランファイア大尉は自分が山本機を撃墜したと主張した。
しかしながら、近年になって活発な異議申し立てがなされるようになった。撃墜現場に残る山本搭乗機の弾痕跡、零戦パイロットあるいは生存した将官の証言、秘密解除になった軍の資料、日本側の記録等から再検討された。もう一人のバーバーが撃墜したパイロットではないか?
暗号について
第1章 「かかれ!あの野郎をやっつけろ!」
 ・解読された暗号電報・・・逐次完全解読になっていく経緯

第2章 暗号解読班
 ・米海軍解読班は、どうしてこれほど早く、正確に極秘暗号を解読できたのか?
 ・暗号通信の傍受・解読・分析は、第2次大戦情報戦の最大の功業である。
 ・米暗号解読組織の発展の経緯
 ・フリードマンをはじめとする、米解読班の努力
 ・日本の暗号を解読したのちの処理、利用法等・・・マジック
 ・シカゴ・デイリー・トリビューン紙の記事・・・暗号解読を暴露しかねない・・・日本は気がつかず。

第8章 “ブル”・ハルゼー、激怒す
 ・傍受・解読した通信文をチェック・・・日本軍が気がついた兆候はないか?

第9章 後の騒ぎ
 ・戦後、日本軍の暗号解読に関する情報を明かすか否かは重要な問題
 ・誰かが戦勝騒ぎの中で明かした事実・・・本人の自殺
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