作品名 |
逆転 (Inncredible Victory) |
著者名 |
ウォルター・ロード (Walter Lord) (訳:実松 譲) |
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発行日:S44.7.5
出版社:フジ出版社
形式:四六判 |
目次
第1章 鎧袖一触
第2章 暗号と攻撃目標
第3章 戦機は熟す
第4章 敵機多数向かいつつあり
第5章 急降下爆撃機
第6章 ミッドウェー航空隊の攻撃
第7章 搭乗員配置につけ
第8章 この空母を逃がすな
第9章 海上の廃墟と化す
第10章 総員退去
第11章 御真影
第12章 勝者と敗者
第13章 本国への帰還
補遺 ミッドウェー海戦の謎 |
ストーリーの概要 |
太平洋戦争・ミッドウェー海戦の戦記
アメリカの兵力は、どんな普通の標準からみても絶望的なほど日本側に比べて劣勢だった。
戦艦、巡洋艦、航空母艦等の艦隊、実戦の経験、搭乗員の疲労、装備等々。
だあが、実際に勝ち、それによって戦争と云う潮流の方向を変えたのである。ミッドウェー海戦は、時には"なければならないもの"は少しも必要としないことを教えた。衆寡敵しがたい場合でさえ、人々を避けられない敗北から救って信じられぬ洋理に導くことのできる重要なもの―技術と信念と勇気が見事に融合したもの―が人間の精神力の中に存在する。 |
暗号について |
* ロチェフォート海軍中佐の暗号解読努力:戦闘情報隊設置
* 米海軍最初の暗号解読センター設置:ローレンス・F・サフォード
* 日本海軍の「AF」解読・・・偽電発信
* 電文を解読しても、日本語のニュアンスにより文章の意味が大きく変わる。
* 日本艦隊の長文の計画を傍受解読・・・企図を判明
* 日本海軍の暗号変更・・・努力は振り出しに戻る
* 連合艦隊も米軍の通信を傍受し、ある程度米軍の動きを察知したが、無線封止を理由に南雲部隊に伝達しなかった。
* 米はミッドウェーと真珠湾の通信に海底ケーブルを使用・・・・傍受解読される危険性なし。
* ミッドウェー防御隊は、暗号書の大部分は、真珠湾に送り返していた。 |