暗号戦史
「コ行 作品」
作品名 国家の謀略
著者名 佐藤 優
発行日:2007.12.4
出版社:小学館
形式:四六判
目次
1 インテリジェンスという名のゲーム
2 ニッポン・インテリジェンスの潜在能力
3 陸軍中野学校という最強インテリジェンス機関
4 ワールド・インテリジェンス―世界情勢を読む
5 今日から使えるインテリジェンスのテクニック
ストーリーの概要
帯:
異能の外交官が初めて公開する「インテリジェンス」の技法。この「情報工学」を官僚だけに独占させておく手はない、ビジネスマン必読。


あとがき:(一部)
[SAPIO」の「インテリジェンス・データベース」に連載した論考から、中長期視点から見ても意義のあるものを事項別に編集し、章毎に総括的な解説をつけた。
ある国のインテリジェンス能力は、当該国の国力から大きく乖離することはないというテーゼは、本書の中でも何回も繰り返した。国力における経済力の占める位置は大きい。GDPが世界第2位であるわが国は、潜在的に世界第2位のインテリジェンス能力を持つ。戦前・戦中の大日本帝国が優れたインテリジェンス能力を持っていたことを十分認識していたアメリカは、占領政策の一環として、日本に独自の対外インテリジェンス機関が育たないような仕掛けをした。
しかし、インテリジェンスなくして国家は機能しない。そこで、日本のインテリジェンスは相当程度、民間機関によって行われるようになった。
暗号について
1 インテリジェンスという名のゲーム
*大使館に設置されている「特殊な電話ボックス」
 ・盗聴、通信傍受なくしてインテリジェンス活動は出来ない。通信は暗号化されているのが常識・・・暗号解読能力の必要性。
 ・会話は暗号化されていても、部屋自体に盗聴装置が仕掛けられていれば意味が無い・・・・特殊電話ボックス
 ・暗号は必ず解読される。しかし、どの程度の手間と時間が掛かるかが問題。
 ・パソコン使用時、プリントアウト時に相当強い電磁波が出る。・・・データ入手容易。
*アエロフロート機長を「運びや」としてつかっていたソ連
 ・暗号を解読していても、その事実をしゃべる人はいない。・・・旧陸軍情報参謀・堀栄三

4 ワールド・インテリジェンス―世界情勢を読む
*アメリカ:ウォーターゲート事件
 ・プロの情報員の接触・連絡法・・シグナル、暗号
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