暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日米開戦の真実    パール・ハーバーの陰謀
著者名 新井 喜美夫
発行日:2001.7.11
出版社:講談社
形式:+α新書
目次
序章 歴史を変えた外交文書の解釈
第1章 真珠湾攻撃「戦果の真実」
第2章 ルーズベルト大統領の「だまし討ち」
第3章 日本からの最後通牒はなかった
第4章 「ハル・ノート」は最後通牒ではなかった
第5章 ルーズベルト大統領が残した謎
終章 誰が戦争を始めたのか
ストーリーの概要
「ハル・ノート」、開戦当日日本が米国に手渡した「対米覚書」は夫々最後通牒とは言えない。
「ハル・ノート」を、米国側の日本に対する最後通牒(つうちょう)であるとみなし、日米開戦へと突入していったのは、皇国史観を背景とする、軍部独裁国家のみがとりうる行動であったことは確かである。
対米覚書の宣戦布告の文章は削除されていた。等々、筆者は、開戦に至った錯誤、作為、謀略等冷静に分析している。先入観により歴史を見るのではなく、関連文書をよく読み、事実を冷静に分析する必要性を改めて感じる。
暗号について
米国に解読されたいた日本の外交暗号である「マジック」暗号。その意味、価値を分析している。


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