暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日米開戦時における日本外交暗号の検証
著者名 原 勝洋 監修・解説
発行日:H17.12.16
出版社:ゆまに書房
形式:A4
目次
巻頭口絵(8頁・10点) 
T 解説
U 「対米覚書」(日本文・英文)
V 米国が傍受・解読した「対米覚書」(解読文・暗号文)
W 関連電報(解読文・日本文)
X 付属資料
 1 日本外交用語頻度表(抜粋)
 2 暗号の種類の一覧表(抜粋)
 3 パープル暗号の使用規定(抜粋)
 4 九七式暗号システム(抜粋)
 5 九一式暗号システム
 6 暗号機設計図(折込)
概要
1941年12月の日米開戦時における日本側からの「対米覚書」を中心に、米国公文書館に所蔵されている日本暗号解読資料やその他の関連資料を影印復刻し、米国による日本外交暗号の解読の実態の検証を試みたもの。

・約300頁、これだけの資料を日本にいて見ることが出来るのは極めて貴重!

巻頭口絵(8頁・10点)
 ・九七式欧文暗号機(2点) ・米国政策の模造機(8点)
T 解説:原 勝洋
 1.暗号とは何か 2.日本が使用した暗号 3.日米交渉決裂時に使用されていた暗号 4.97式欧文印字機 5.本資料の公開の意義 6.暗号と歴史、そして1941年12月へ

U 「対米覚書」(日本文・英文)
 ・日本側「覚書」東郷外務大臣発 野村貴志三郎駐米大使宛。第902号「対米覚書」の電信案と「帝国政府の対米通牒」(日本語)と同じ内容の英文「MEMORANDUM].。
 ・本覚書は長文のため14部に分割され送信された。なお、「対米覚書」の取り扱いを指示した第901号を付した。

V 米国が傍受・解読した「対米覚書」(解読文・暗号文)
 ・「対米覚書」14部の英文とその内容を外務省暗号により組み立てた14部の暗号文
 ・各部ごとに、解読文、傍受施設からテレタイプされた暗号文、傍受された暗号文を収録
 ・第1部と第14部には、解読機から打ちだされた解読文を付した。
 ・本電報は、すべて英文で書かれていたので、翻訳の必要はなかった。暗号の解読には、当然傍受、翻訳のミスがある。

W 関連電報(解読文・日本文)
 ・904号、905号、907号、908号、909号、910号、911号、1278号の解読文、原文等
 ・日本語だったので翻訳が必要。
 ・タイピストの使用禁止、暗号書の破棄等の指示

X 付属資料
 1 日本外交用語頻度表(抜粋)
 2 暗号の種類の一覧表(抜粋)
 3 パープル暗号の使用規定(抜粋)
 4 九七式暗号システム(抜粋)
 5 九一式暗号システム
 6 暗号機設計図(折込)
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