暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日本海軍初期無線電信思出談
著者名 木村 駿吉
発行日:S10.11.22
出版社:自費出版?
形式:B5
目次
「なし」
ストーリーの概要
 ・海軍無線電信調査委員会記事、横須賀海軍工廠造兵部無線工場記事。
 ・海軍省から表彰を賜った記念の回顧録
日露戦役の後30年、当時お役に立った海軍初期の無線電信に付いて自己批判を加えながら順序に拘わらず回顧してみよう。
* マルコニーの無線電信発明後、明治30年頃逓信技師・松代松之助がその試験を始めた。海軍では、外波内中佐を中心に海軍無線電信調査委員会を設けて研究を開始。
* 最終目標は、調査期間3年以内、80海里の確実通信距離。
* 松代は印字受信機、木村は音響受信機を担当。
* 海軍にモールスコードの電信符号を正式に導入したのは松代氏。
* 36式無線機を開発、大至急製造。
* 海軍内は勿論、陸軍首脳から感謝の言葉を賜った。
* ドイツから発明を盗まれたとクレームがついた。
暗号について
具体的な暗号についての記述はないが、海軍最初の暗号電報を発信した信濃丸が使用した無線電信機開発の回顧録であるので、掲載した。電子戦の兆候が出始めている。

* 旅順要塞陥落以前に露国無線電信所の機器類を海軍士官が夜間破壊活動実施。
* 露国浦塩艦隊の数隻が東海方面で我が商戦を撃破、夜間露国艦隊のむs年を傍受・・露語なるが故に意味不明
  ・・・・一種の暗号!
* バルチック艦隊は、艦隊内の無線通信を行わず、日本艦隊への妨害も実施せず
   ・ドイツ製の無線電信機が機能せず
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