作品名 |
日中戦争における日本軍のインテリジェンス (「軍事史学171・172号」所収) |
著者名 |
小谷 賢 |
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発行日:H20.3.31
出版社:錦正社
形式:雑誌(A5) |
目次
「なし」 |
ストーリーの概要 |
日本軍は、一定レベルの人的情報、通信傍受情報能力を有しており、これらを活用して戦闘を進めた。
他方、中国側は、プロバガンダを中心にして日本軍に対抗した。
1 日本陸軍の対中インテリジェンス
*参謀本部第2部7課(支那課)
*支那派遣軍の特務機関、支那派遣憲兵隊、特殊情報班
(1)北支
*北支那方面軍第2課、北支那駐屯憲兵司令部
(2)中・南支
*特務機関による謀略工作
2 対中暗号解読活動
(1)概要
(2)中原会戦
(3)太平洋戦争中における対中シギント活動 |
暗号について |
*参謀本部暗号班・・・幾多の変遷を経て第18班に・・・外交通信中心
*特殊情報班・・・・正確だが、無数の電波の中の限られたものだけ。
・関東軍、支那駐屯軍、北支那方面軍、中支那派遣軍、南支那方面軍等に特情班設置
1943年8月:統合・・・南京、支那派遣軍特種情報部(通称「栄9440部隊」)
・国民等の暗号はほとんど解読できた。
・中共の暗号は重慶側と異なり、その解読は極めて困難だった。・・・認識不足大
*中原会戦
・シギント情報が作戦に活用された・・・通信情報の威力認識
*対米英
・国民党本部と各国中国武官との通信を日本が傍受解読・・・米英が認識
・中国の暗号強度を上げると、こんどは米英が中国の暗号を解読出来なくなる
・・・機微な情報は中国に伝えない。
*憲兵の重要なる各種情報収集手段・・・・郵便検挙、無線の傍受、有線電話の傍受
*参謀本部、支那派遣軍はこれら情報を総合的に分析使用せず。 |