*はじめに
・第8戦隊重巡「利根」の「敵信傍受記録」
12月8日0300〜2400までの平文92通、暗号文91通・・敵の狼狽ぶりが手にとるように分かる
・陸軍については、平時は有線で処理、暗号強度は昭和14年以降は最高のレベルにあったので触れない。
*日本の外交・海軍暗号前史
・ブラック・チェンバー:米により日本の外交暗号は解読されていた
・サフォード大佐の「米国通信情報概史」が参考になる
・海軍暗号「秘密電信暗号書」:ニューヨークの日本総領事館で盗写、昭和5年まで解読した
・昭和5年12月1日:海軍暗号書甲、海軍暗号書丙、使用開始
・米は、IBMの統計機を利用
・昭和15年12月1日:暗号書の改編、乱次表使用
*開戦時の日本暗号の実態
・機械暗号と手作業暗号の本質的な解読作業の差
・1940年11月:米英の解読に関する協定
・海軍の暗号更新と米の解読作業の競争
*おわりに
・NHKで「真珠湾攻撃・暗号を解いた情報部員達」が放映
@マジックによる情報入手→ルーズベルトはあえて日本軍の最初の一撃を待った
A香港とシンガポールの英極東合同局がD暗号を解読していた
B米第12海軍区情報部が「ニイタカヤマ登れ1208」を解読いていた
長田氏の私見:Bは映像によるやらせ
*解読に関する写真、資料が掲載されている |