暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日米開戦と暗号戦争    (日米開戦裏面史1)
著者名 長田 順行
発行日:1990.7.21
出版社:新人物往来社
形式:雑誌
目次
「なし」

別冊歴史読本 1990初夏号 特別増刊:所収
暗号についての概要
*はじめに
 ・第8戦隊重巡「利根」の「敵信傍受記録」
  12月8日0300〜2400までの平文92通、暗号文91通・・敵の狼狽ぶりが手にとるように分かる
 ・陸軍については、平時は有線で処理、暗号強度は昭和14年以降は最高のレベルにあったので触れない。

*日本の外交・海軍暗号前史
 ・ブラック・チェンバー:米により日本の外交暗号は解読されていた
 ・サフォード大佐の「米国通信情報概史」が参考になる
  ・海軍暗号「秘密電信暗号書」:ニューヨークの日本総領事館で盗写、昭和5年まで解読した
 ・昭和5年12月1日:海軍暗号書甲、海軍暗号書丙、使用開始
 ・米は、IBMの統計機を利用
 ・昭和15年12月1日:暗号書の改編、乱次表使用

*開戦時の日本暗号の実態
 ・機械暗号と手作業暗号の本質的な解読作業の差
 ・1940年11月:米英の解読に関する協定
 ・海軍の暗号更新と米の解読作業の競争

*おわりに
 ・NHKで「真珠湾攻撃・暗号を解いた情報部員達」が放映
  @マジックによる情報入手→ルーズベルトはあえて日本軍の最初の一撃を待った
  A香港とシンガポールの英極東合同局がD暗号を解読していた
  B米第12海軍区情報部が「ニイタカヤマ登れ1208」を解読いていた

  長田氏の私見:Bは映像によるやらせ

*解読に関する写真、資料が掲載されている
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