暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日本史史話 3  近代・現代
著者名 大口勇次郎、五味文彦、佐々木隆
発行日:1994.7.25
出版社:山川出版社
形式:四六判(ソフト)
目次
1 明治維新と文明開化
2 立憲国家の成立
3 条約改正と対外戦争
4 資本主義の発達
5 明治の文化
6 第1次世界大戦と日本
7 政党内閣と昭和の開幕
8 軍部の台頭
9 第二次世界大戦
10 復興と成長
ストーリーの概要
有名な事件の真相・裏面や一般には知られていない事件・出来事を取り上げ、書簡・日記・公文書・私文書・自伝・回顧録・新聞・雑誌等史料に基づいて書かれている。
* 興味のあった内容
 ・新暦と新時法
 ・電信・電話異聞
 ・ワシントン会議―二人の「加藤」
 ・幻の年号「光文」
 ・太平洋戦争中の地図
 ・大東亜会議―アジアが初めて一堂に会した日
 ・バズーカの外孫―幻の秘密兵器・ロタ砲
暗号について
1 明治維新と文明開化
* 西南戦争と暗号電報
 ・西南戦争当時、天皇の伊勢神宮参拝後京都に行かれ、政府は東京と京都に分かれていた。前線は熊本。
  → 電信による情報伝達・・・暗号の使用
   → カナと数字による換字式暗号・・・電報の例が載っている。
 ・担当官:太政官大書記官、尾崎三郎の回想
  自分たち書記官は日夜交代して太政官に詰めきり、戦地より来る暗号電報を訳し、またその返電を暗号にして送る。

2 立憲国家の成立
* 明治政治家仇名づくし・・・純粋な暗号ではないが、知らないものから見れば暗号
 ・(例) 大久保利通:閻魔王、伊藤博文:牡丹伯・八方美人、井上馨:電光伯・三猿居士、松方正義:後入斉

9 第二次世界大戦
*「ヒノデハヤマガタ」―12月7日の大東亜戦争
 ・ 大本営は南方軍に対し、「『ヒノデ』ハ『ヤマガタ』トス」と発電、開戦が12月8日に決まったことを伝えた。
  開戦日:12月1日→「ヒロシマ」、3日→「ミヤザキ」、5日→「コクラ」、7日→「ナゴヤ」、9日→「クルメ」
 ・ 馬来部隊は英軍機に発見され、1日早い7日、交戦、英軍機を撃墜した。英軍は、タイとの関係を憂慮し反撃せず。
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