作品名 |
ニミッツと山本五十六 |
著者名 |
生出 寿 |
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発行日:2000.9.15
出版社:徳間書店
形式:文庫 |
目次
第1章 不戦派から開戦派に一変した山本五十六
第2章 山本五十六に救われたルーズベルト
第3章 日本海軍を壊滅させる司令長官ニミッツの登場
第4章 敵に戦法を教えただけの愚かなインド洋作戦
第5章 ニミッツのミッドウェー実地検分
第6章 ミッドウェー攻略作戦発動までの波乱
第7章 日本機動部隊を求めて出撃する米機動部隊
第8章 まるで見当外れな南雲司令部の敵情判断
第9章 形勢を逆転されたミッドウェー海戦
第10章 山本五十六の逸話
第11章 ニミッツの逸話
第12章 海軍士官を半分殺すまで戦うと言うが
第13章 三ヶ月半で勝負あったガ島戦
第14章 待ち伏せる米戦闘機に襲撃されて山本戦死
第15章 日本降伏とニミッツの終焉 |
ストーリーの概要 |
日独伊三国同盟反対、対米英不戦の立場から一転、航空主力による真珠湾米艦隊への奇襲を敢行した連合艦隊司令長官山本五十六。
しかし、この戦闘は、実質的な効果の上で、予想外に軽微の被害しか米軍に与え得ず、しかも、米国に空母戦法を採用せしめ、終戦まで日本を苦しめたニミッツ海軍大将を米太平洋艦隊司令長官に就任せしめることになった…。
日米の勝敗を決した二人の英雄の実像に迫る。 |
暗号について |
第5章 ニミッツのミッドウェー実地検分
*真珠湾・ハイポ局::ロシュホート中佐・・・無線通信の通信解析、暗号解読
・真珠湾攻撃の前、解読した日本海軍の電報には攻撃計画はなかった。
・機動部隊は厳重に無線封止をしていた。
*ニミッツは、ミッドウェーとホノルルの間の通信を詳しく調べた・・・・有線回線であり平文で送れる。
第6章 ミッドウェー攻略作戦発動までの波乱
*「AF」はミッドウェー
・真水不足の偽電を送り、日本海軍がその情報を暗号で送るのを傍受、解読。確信を得る。
*組織的な暗号解読により、日本海軍の攻撃計画の全容を知る。
第7章 日本機動部隊を求めて出撃する米機動部隊
*米軍軽視の敵状判断
・大和田通信隊で得た情報を無視。
・六艦隊特進班の情報も無視。
・大和敵信班の得た情報を赤城に知らせず。
第14章 待ち伏せる米戦闘機に襲撃されて山本戦死
*視察電報を解読され、撃墜。
*山本の死は覚悟の自殺か? |