作品名 |
日本人の原爆投下論はこのままでよいのか |
著者名 |
杉原誠司郎 ハリー・レイ |
|
発行日:2015.12.8
出版社:日新報道
形式:四六判(ソフト) |
目次
第1章 人間性の崩壊
第2章 無条件降伏方式と原爆投下代替案の限界
第3章 ポツダム宣言―原爆投下とソ連参戦を回避する機会を失う
第4章 最終(本土)決戦
第5章 解読された暗号通信の役割
第6章 広島の原爆投下に至った本土決戦計画
第7章 一日に二つの衝撃―長崎とソ連参戦
第8章 軍部の非妥協的な対決姿勢―降伏直前の屈服
第9章 原爆投下をめぐる問題、「原爆外交説」、
そして、日本の教科書に与えた影響
第10章 結論
解題付録 日米の開戦外交と終戦外交とその後の問題
|
ストーリーの概要 |
史上最悪の非人道的兵器・原爆は、なぜ投下されなければならなかったのか・・・本当に原爆は終戦を導いたのか?
―原爆投下をめぐるアメリカ人歴史学者と日本人教育学者の緊迫の対話! |
暗号について |
第5章 解読された暗号通信の役割
* 米指導者は、マジック情報とウルトラ情報により日本の考えていることを熟知していた。
・スターリンがシベリアで日々軍備を構築していたにも拘らず、日本の官僚はスターリンの参戦計画に目をつぶり、意図的に無視していた。
・東郷は、モスクワ駐在大使佐藤に
・モロトフから戦争終結にどの程度力を貸してくれるか探れ
・世界平和維持の一環として、東アジアでの平和維持を考えている旨を伝えよ(占領地域を併合・領有する意図はない)
・佐藤は、ソ連の認識を外相に打電したが、東郷は無視した
・スターリンがトルーマンにこれらの電報の内容について語ったとき、トルーマンは佐藤と東郷の間の電報のことは知らないふりをした。
・解読していることを知られたくなかった。
・佐藤は、「日本は敗北したのだ。現状に従って行動すべき」と打電
・東郷は、「まだ、我が戦力は敵に相当の打撃を与えることが出来る」と無条件降伏を拒否
・失望した佐藤は、ソ連の日本攻撃を予測していた。
|