暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 二世兵士 激戦の記録    日系アメリカ人の第二次大戦
著者名 柳田 由紀子
発行日:2012.7.20
出版社:新潮社
形式:新書
目次
第1章 戦争と二世
第2章 真珠湾攻撃
第3章 日系人強制収容所所
第4章 陸軍情報部(MIS)語学兵
第5章 アメリカのプロパガンダ戦略
第6章 ハワイ第一〇〇歩兵大隊とイタリア戦線
第7章 第四四二連隊戦闘部隊とヨーロッパ戦線
第8章 大日本帝国に残された二世
第9章 GHQ
第10章 占領軍、勝者の涙
第11章 朝鮮戦争
ストーリーの概要
 なぜ、「第100歩兵大隊」や「第442連隊戦闘部隊」は、米陸軍最強部隊と呼ばれたのか?
●「弾よけ」を承知で欧州戦に従軍した二世。
●アジアや太平洋の島々で父祖の国の兵隊と対峙した二世。
●開戦時に日本にいたために、日本兵となった二世。
 36000人もの無名の二世たちの、 苦悩と慟哭の戦記

目次の細部
第一章 戦争と二世
 ・ 昭和二十年夏、戦艦ミズーリ号上にて  ・ゴー・フォー・ブローク全米教育センター  ・日本人の原型を残す二世 ・ 三万六千人が戦場に
第二章 真珠湾攻撃
 ・「これは演習ではありません」 ・ 行こかメリケン、帰ろか日本 ・ 異なる海から来たよそ者  ・明治の日本を"冷凍保存” ・ 敵性外国人  ・ワンプカプカ、ハワイ「第一〇〇歩兵大隊」誕生
第三章 日系人強制収容所所
 ・真珠湾の場所さえ知らなかった  ・「大統領令九〇六六号」――シカタガナイ  ・雑用係になったアメリカ本土兵  ・忠誠登録  ・「第四四二連隊戦闘部隊」――あいつがやれば僕もやる
第四章 陸軍情報部(MIS)語学兵
 ・日本語情報兵を必死に育てたアメリカ  ・拡大し続けた陸軍情報部語学学校  ・二世兵は、命がけで日本兵に近づいた ・ スパイ、暗号解読、二世は人間秘密兵器だ  ・ベルリン潜入、日本文書奪取計画
第五章 アメリカのプロパガンダ戦略
 ・死に急ぐ日本兵と生かしたい二世兵  ・紙の爆弾、「伝単」  ・沖縄戦、ある「帰米」の苦悩  ・アメリカ本土まで行った日本人捕虜も  ・日本兵はみんな長谷川一夫?  ・特別捕虜「サクラ」と迎えた終戦
第六章 ハワイ第一〇〇歩兵大隊とイタリア戦線
 ・大変だ、ジャポネが攻めて来た!  ・米陸軍史上最強軍団を貫いた日本精神  ・初戦はイタリア  ・「モンテカッシーノの戦い」――骨まで沁みる雪と雨 ・ 「アンツィオの戦い」――ローマ入城ならず
第七章 第四四二連隊戦闘部隊とヨーロッパ戦線
・フランス、ビフォンテーヌの森にて  ・ゴー・フォー・ブローク、当たって砕けろ  ・イタリア北上、這って這って這う  ・フランス一親日的なブリエールという街  ・「失われた大隊」救出――勲章など捨てたかった  ・二度目のイタリア戦線、ゴシック・ラインに死す ・ドイツ進軍、ユダヤ人を収容所から解放
第八章 大日本帝国に残された二世
 ・東京ローズを知っているか?  ・戦中、在日二世は二万人  ・再び昭和二十年夏、ミズーリ号上にて
第九章 GHQ
 ・降伏調印式、通訳将校のモノクロームな一日  ・二世なくして成り立たなかった占領行政  ・天皇とふたりきり  ・ボスはマッカーサーの“愛すべきファシスト"  ・戦犯裁判――「壁に向かいて ひとりわめきぬ」
第十章 占領軍、勝者の涙
 ・自殺した「東京裁判」言語裁定官  ・私は弟の特攻機を見た  ・広島、男たちが泣いた
第十一章 朝鮮戦争
 ・「兵隊さん、なんで僕らと同じ顔なの?」  ・日本語がわかった韓国、北朝鮮軍 ・ 国連軍の司令塔になった日本で  ・横須賀基地で半世紀
暗号について
第4章 陸軍情報部(MIS)語学兵
・日本攻略の二本柱・・・「暗号解読」と「捕虜情報」
・日本語将校第1号・・・エリス・ザカリアス大尉
・陸軍情報部語学学校・・・学科の一部:「解読」「通信傍受」「電話盗聴」
・スパイ、暗号解読、二世は人間秘密兵器だ
・在ドイツ日本大使館と大本営・外務省との交信を盗聴、解読
第5章 アメリカのプロパガンダ戦略
・秘密捕虜尋問センター・・・「トレイシー」
第6章 ハワイ第一〇〇歩兵大隊とイタリア戦線
第7章 第四四二連隊戦闘部隊とヨーロッパ戦線
第8章 大日本帝国に残された二世
第9章 GHQ
第10章 占領軍、勝者の涙
第11章 朝鮮戦争
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