暗号戦史
「ニ行 作品」
作品名 日本海海戦における通信   (「軍事史学通巻65号」所収)
著者名 吉田 昭彦
発行日:S56.6.1
出版社:原書房
形式:雑誌(A5)
目次
「なし」
ストーリーの概要
「敵艦見ゆとの警報に接し・・・」で始まる有名な電文の発信によって幕を開けた日本海海戦は、無線電信が広く使用された最初の海戦の一つだった。
明治の先人が如何に通信に意を用い、努力し、戦勝に導いたか!
1・ 川島大佐、小田切機関士の意見
 ・ 外波中佐、木村俊吉技師による開発
   三四式無線電信機→三六式無線電信機・・・・明治37年の海戦時には殆どの艦艇に装備
2 吾妻山電信所で、ロシア艦隊の交信を傍受・・・最初の敵信傍受
3 敵艦発見に関する電報発信状況
4 バルチック艦隊の兵力構成、陣形の把握
5 誤差の影響
6 戦闘間の通信による指揮
* 秋山中佐からの木村技師に対する感謝の手紙
暗号について
3 敵艦発見に関する電報発信状況・・・・具体的な暗号の例示はないが、情報に関する電報の紹介がある。
 *信濃丸:0500頃から約1時間の間に本文のみの4電文を発信
  ・緊急時の為、発信時刻、発信艦所、名宛等付ける手続き出来ず
  ・「タタタタ 敵第2艦隊見ゆ」、 「敵艦隊203地点、午前5時」、「敵は東水道を通過せんとするものの如し」
   「15隻以上目撃す」
  ・発信と受信時間、中継の状況
  ・軽巡洋艦和泉の適切な報告
6 各所の電信所の活躍
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