暗号戦史
「リ行 作品」
作品名 陸軍中野学校 1 諜報戦史
著者名 畠山 清行
発行日:S46.5.10
出版社:番町書房
形式:四六判


目次
下欄に記述



秘録 陸軍中野学校の再出版
ストーリーの概要
陸軍中野学校の創設が何故必要であったのか。
当時の社会情勢から学校の組織、教育方針など、その教育と出身者の活躍の概要を記述。
諜報の必要性、重要性を訴える。

目次
・戦争とスパイ      ・講和に負けた日本   ・スパイだった空の英雄   ・英国領事館を狙う
・盧溝橋事件の真相    ・盗まれた海軍暗号   ・破れなかった紫暗号    ・30万で壊滅した海軍
・リットン調査団暗殺計画 ・掏り名人に動員令   ・生きていた抗日の英雄   ・満人スパイ李秀蘭
・兵務局分室と海狼艦隊  ・後方勤務要員養成所  ・謀略は『誠』なり     ・背広服の忍者たち
・二つの中野学校     ・異国の土と化す運命  ・狙われた吉田茂      ・吉田邸に二人のスパイ
・ヨハンセン工作班    ・近衛上奏文の行方   ・細菌毒物研究と農薬禍   ・原爆と殺人光線
・謀略兵器生産工場    ・陸軍省襲撃さる    ・淡路町謀略事務所     ・親英日本人南益世
・マレーの虎「ハリマオ」 ・戦雲南に流れて

暗号について
・97式3型暗号機は、海軍技術研究所の田辺一雄技師が発明したもの。・・・しかし解読されていた。
・英国諜報機関「40OB」について
・日露戦争講和時の大阪毎日新聞の特ダネは、商業電報を装う暗号利用だった。また、日本が発信する電報は、ロシア皇帝が大株主である大北電信会社に託送されたので、その内容はロシア側に筒抜けで、講和に破れた。
・ハーバート・ヤードリのブラック・チェンバーについて等
・海軍大和田通信隊について。暗号盗読の三つの方法について。その事例。
・盧溝橋事件について。米海軍の暗号解読に成功していた。「本日夕刻を期して、中国側から日本軍を攻撃する」
・海軍暗号は盗まれていた。・・・潜水艦等の沈船時、暗号書を盗まれた。
・97式1型、2型暗号機は、解読されていない。強度の弱い外務省暗号機「3型」のみ解読された。
・フリーメーソンの暗号他スパイの使用した暗号事例。
・甲編暗号事件・・・満州の鄭旅団参謀がソビエトにだまされ暗号書甲を筆写し渡してしまう。
・兵務局分室による国際電信の録音、検閲開始。・・逓信省の協力
・吉田茂工作時の人名秘匿略号
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