暗号戦史
「ロ行 作品」
作品名 ローズヴェルトは真珠湾攻撃を事前に知っていたか
  検証・分析 真珠湾攻撃陰謀説   
   (「歴史読本2012.1」所収)
著者名 左近允 尚敏
発行日:2012.1.1
出版社:新人物往来社
形式:雑誌
目次
「なし」
ストーリーの概要
 日本と戦争をするために、ローズヴェルトは真珠湾攻撃を黙認した。
 戦時中の日本、戦後のアメリカでも唱えられた真珠湾攻撃陰謀説の真相とは?
* 開戦前のローズヴェルトの対日観
 ・16年夏ごろまでは、対日戦は避けたい、あるいは極力遅い方が良いと考えていた。
 ・11月下旬ころにはいかにして日本に1発目を打たせるか
* 真珠湾攻撃陰謀説とは?
 ・日本の真珠湾攻撃を知っていたが、ハワイに知らせなかった。
* アメリカは真珠湾攻撃を予期していたのか
 ・軍は分析していたが、ワシントンでは予期しなかった・・・日本海軍のパイロットの過小評価
 ・情報の主は、南方方面
* ワシントンが得た真珠湾攻撃の情報
 ・グル―大使から・・・1941.1、ペルーからの情報
 ・二重スパイ、ポポフからの情報
 ・ホノルル日本総領事の動向
* 真珠湾攻撃陰謀説
 ・トーランド著:真珠湾攻撃真珠湾攻撃
 ・ラスブリッジャー、ネイブ著:真珠湾の裏切り
* 機動部隊の情報
 ・オランダや英国が入手できることはあり得ない。
暗号について
* 真珠湾攻撃陰謀説とは?
 ・日本海軍の暗号を解読していたので知っていた、あるいは機動部隊の電波を方位測定した
 ・日本外交暗号は解読できたが、海軍の暗号解読は出来ていなかった。
* ワシントンが得た真珠湾攻撃の情報
 ・ホノルル日本総領事の動向・・・暗号は領事用(J-19)
 ・吉川の報告は、マッケイ社とRCA社の海底ケーブル送信だったので米は傍受できなかった。
  12月に入ってからRCAが電報を提供したが間に合わなかった。
* 機動部隊の情報
 ・各国の暗号解読機関の当時の状況を分析・・機動部隊からの情報入手は不可能
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