作品名 |
中支派遣 最後の暗号兵 (丸H6.8別冊「戦争と人物10」所収)」 |
著者名 |
太田 俊夫 (元独混第85旅団司令部付) |
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発行日:H6.8.15
出版社:潮書房(光人社)
形式:雑誌 |
目次
「なし」
雑誌の主内容
新発掘:秘められた戦記
・昭和史の将軍達
・精鋭「四式重爆・銀河」雷撃隊
・第1次三国同盟うら話
・戦艦武蔵の艤装 |
ストーリーの概要 |
海軍の暗号と違って、陸軍のそれは最後まで解読されなかった。それは独特の無限乱数の仕組みにあった。
平穏な中支の戦場にあって、暗号兵としての諸処のエピソードを語る。 |
暗号について |
・米軍は、暗号の神様といわれたヤードレー、フリードマンを駆使し、110台の機械と1270人の暗号員を使った日本の暗号解読を図っていた。
・日本海軍の暗号は5数字、陸軍は4数字で、共に乱数表を使っていた。陸軍は無限乱数表。
・昭和13年、ヤードレーは、月収1万ドルで蒋介石に招かれ、日本陸軍の暗号を解読しようとしたが、出来なかった。
・海軍軍令部は、陸軍参謀本部暗号班から「秘匿度を高めるよう」アドバイスをうけた。すかし、海軍は無視した。
・暗号の組立・翻訳要領の説明。
・10号無線機で電報を発信する要領の説明。
・部隊が全滅の恐れのある場合の暗号書の処理要領:8月15日の終戦時、「陸三」、「乱数表」等焼却
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