暗号戦史
「セ行 作品」
作品名 戦史叢書 ミッドウェー海戦  (巻43)
著者名 防衛庁防衛研修所戦史室
発行日:S46.3.1
出版社:朝雲新聞社
形式:B5(函入)
目次

第14章 作戦失敗の原因考察
第15章 作戦失敗の影響と対策
ストーリーの概要

陸軍68巻、海軍33巻、共通年表1巻、全102巻から構成され、別に図・表類が付属する。一般では『公刊戦史』と呼ばれる。冊付録の表記は『大東亜(太平洋)戦争戦史叢書』。

記述の元となったのは、戦中に占領軍の接収から秘匿されて残された大本営内部の文書(大本営陸軍部戦争指導班『機密戦争日誌』など)と、引き揚げてきた部隊の関係者が執筆を求められて執筆した準公式の報告書、及び、自発的に執筆された私的な回想録が主である。

暗号について
第14章 作戦失敗の原因考察
2 失敗の原因と思われるもの
 * 敗因の第1は情報戦の大敗である。・・・・敵の暗号解読できず、敵はわが暗号の解読に成功
3 米軍わが暗号を解読
 * 解読されたと思われる暗号
  ・ 海軍暗号書「D」、一般乱数表八号、特定地点表示表、特定地点略語表、暦日換字表
  ・ 改訂が計画通り出来なかった。
 * 暗号解読などによるわが計画偵知
  ・ 敵は「AF」の特定のためミッドウェーの清水欠乏電報の偽信を利用した。
4 わが状況判断
 * 暗号解読が出来ず、通信情報によるしかなかった。・・・盲人と眼開きの戦い
第15章 作戦失敗の影響と対策
10 暗号の変更と機密保持
 * 暗号の変更
  ・ 中央も聯合艦隊も暗号が解読されたとは考えなかった。沈潜から暗号書が敵に渡った可能性・・・応急対策
  ・ 重要な暗号書から逐次に全暗号書を改編、強度を増し、行進期間を短縮する。
  ・ 「呂暗号の作成配布
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