暗号戦史
「シ行 作品」
作品名 真珠湾攻撃総隊長の回想  淵田美津雄自叙伝
著者名 淵田 美津雄、 中田 整一
発行日:2007.12.8
出版社:講談社
形式:四六判
目次
第1部 その一日のために
第2部 トラトラトラ
第3部 暗転
第4部 帝国の落日
第5部 占領の名の下で
第6部 回心
  
ストーリーの概要
* 太平洋戦争の華々しい開戦の幕を自らの手で開けながら、ミズーリ号上で日本の敗戦の歴史的瞬間を見届けた日本人は、この淵田美津雄をおいてほかにない。
* 淵田の自叙伝は、二〇〇字詰めの原稿用紙に手書きのペン字で、2千枚をはるかに超えている。個性的な字体で「自叙伝・夏は近い」という題がつけられている。「夏は近い」とは、聖書にしるされた世界の破滅の兆しを予言したキリストの言葉から引用したものだという。淵田の真意は、タイトルに第3次世界大戦への警告を込めていたのである。
*題字の傍らに、「元海軍大佐真珠湾攻撃隊総指揮官 現在平信徒キリスト教伝道者 淵田美津雄」と肩書を記していた。
(はじめにから)
暗号について
*はじめに
 ・「トラトラトラ」の暗号電報とともに、太平洋戦争の火ぶたが切られた。
 ・水木兵曹は、電顕をたたいた。簡単な略語、トトトの連送だった。
第1部 その一日のために
* 巨大戦艦4隻の建造計画・・・「四を○で囲っている」(まる四)計画
第2部 トラトラトラ
*拳銃信号
 ・1発・・・奇襲攻撃 2発・・・強襲攻撃
*「トトト」、「トラトラトラ」連送
第3部 暗転
*赤城の敵信班
 ・米のラジオ放送をキャッチ・・・大統領の東京爆撃隊について。「シャングリラ」から発信」
*ミッドウェーの作戦企図を米は当初から知っていた・・・暗号解読についての記述はない。
第5部 占領の名の下で
*開戦通告・・・日本側の不手際・・・無通告ではない

○自叙伝の趣旨から、暗号解読に関する事象でも、その具体的記述はない。
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