暗号戦史
「シ行 作品」
作品名 情報戦争
著者名 藤原 肇、 早川 聖
発行日:S55.8.10
出版社:山手書房
形式:四六判(ソフト)
目次

第1部 現代を支配する情報戦争:藤原 肇
第2部 情報戦争に敗れた太平洋戦争:早川 聖
 T 外交(暗号が盗まれた!)
 U 戦中(近代情報戦の勝者と敗者)
 V 戦後(現代に至る空白の日々)
第3部 現代の情報戦に日本は勝てるか:藤原 肇
 T 未来への布石(いま日本は何も持っていない)
 U 危機からの逆転(まだ遅くはない)
ストーリーの概要
目次の細部

第1部 現代を支配する情報戦争:藤原 肇
 ・ 情報にどうアプローチするか      ・ 本当の国家機密とは何か
 ・ 官僚は情報を独占していないか

第2部 情報戦争に敗れた太平洋戦争:早川 聖
 暗号に関することなので、下欄に記す

第3部 現代の情報戦に日本は勝てるか:藤原 肇
 T 未来への布石(いま日本は何も持っていない)
  ・ テクノロジーの時代へ                 ・ 人工衛星利用に遅れをとる日本の技術
  ・ 情報のエントロピー                  ・ 三次元への転換〜航空写真の解析
  ・ 電磁波を読むテクノロジー              ・ 衛星写真は未来を読み取る武器だ
  ・ いま最も必要なのは人材である
 U 危機からの逆転(まだ遅くはない)
  ・ 国際市場が操作できる衛星情報          ・ 日本を飢餓におとしいれるのは簡単
  ・ 日本は生き残れるか
暗号について
早川氏は戦前から戦中にかけて外務省に勤務し、外務大臣官房特別情報班と言う日本のいわゆるブラックチェンバーに所属していた。英米班長として暗号解読の総括責任者だった。
第2部 情報戦争に敗れた太平洋戦争:早川 聖
 T 外交(暗号が盗まれた!)
  ・ 特別情報班               ・ 暗号が爆弾に変わるとき
  ・ ワシントン会議、本当の敗因     ・ 解読不可能の暗号だった
  ・ 機密漏洩と日本海軍大佐の行動  ・ スパイが活躍する場
  ・ 暗号戦のメカニック           ・ 色仕掛けで盗んだ英国暗号
  ・ 乱数表とキイ               ・ 日本人はなぜ情報に弱いのか
  ・ 暗号漏洩の後始末より体面が大事
 U 戦中(近代情報戦の勝者と敗者)
  ・ 真珠湾攻撃の最後通牒        ・ 日本の立場は正当化できた
  ・ PLUMPER                 ・ 暗号戦が太平洋戦争を決した
  ・ 敵の裏をかくチャンスを逃す     ・ 日本人はネギを背負ったカモ
  ・ 無条件降伏前後
 V 戦後(現代に至る空白の日々)
  ・ ソ連暗号はなぜ読まれなかったか  ・開戦直前、天皇あての米大統領親電
  ・ 時代に取り残される外務省      ・ 現代日本の最高国家機密とは
  ・ コンピューター時代に高まる暗号の役割

* 氏の経歴から、外務省の具体的な暗号解読についての詳細を期待したが、それ程でもない。下級官僚であって(エリートではなく)、暗号の専門家ではないのでは?
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