作品名 |
情報士官の回想 第2次世界大戦における通信諜報 |
著者名 |
中牟田 研一 |
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発行日:昭和49年10月8日
出版社:ダイヤモンド社
形式:B6、ソフト |
目次
回想のはじまり、 謎の潜水艦、
「AN103」暗号を解く、 第1連合通信隊の日々、
通信諜報と軍令部特務班、 系図解析について、
前線・病院往来、 マーシャル来襲の予知、
パラオの連合艦隊、 マリアナ作戦前後、
統計解析法の限界と効用、 対情報戦へ挑戦する、
戦場場面の特信班、 暗号、
大和田通信隊の週末 |
ストーリーの概要 |
旧海軍において情報士官、特に通信情報に携わった士官による戦史。大和田通信隊をはじめ、観戦勤務、第1線の司令部において勤務し、米軍通信を傍受し、暗号解読、通信解析により米軍の企図を分析し、海軍の作戦に貢献した生の記録。具体的記述が多く、旧海軍における通信諜報の理解に役立つ。 |
暗号について |
大きな成果はなかったようだが暗号解読の要領及び暗号一般について。暗号解読が出来なかった場合における通信解析による情報の分析要領が具体的に記述されている。米軍に比べ、暗号解読要員が極めて少人数、語学能力の不足、装備の劣悪、高級幹部の通信情報に対する認識不足等を痛感。 |