暗号戦史
「シ行 作品」
作品名 真珠湾までの365日    真珠湾攻撃 その背景と謀略
著者名 実松 譲
初出:S44.12;光人社

発行日:1995.8.13
出版社:光人社
形式:文庫
目次
第1部
第1章 ハワイ作戦をめぐって
第2章 日米関係悪化の渦中で
第3章 松岡外交に操られて
第4章 図に当たった米側の策謀
第5章 日米の運命ここに決す
第6章 仏印進駐のうらおもて
第7章 流産した日米の首脳会談
第8章 戦争準備、着々と整う
第9章 真珠湾の諜者は多忙なり
第10章 あわただしい東京の動き
第2部

第1章 日本列島が過熱した日日
第2章 北太平洋の夕陽は燃えていた
第3章 米戦艦陣ハ在泊中ナリ
第4章 太平洋情報戦線異状あり
第5章 天佑と神助を確信して
第6章 開戦の前夜はしずかなり
第7章 わが翼下に敵艦隊消滅せり
第8章 勝利と敗北の日への出発
ストーリーの概要
真珠湾攻撃と言う山本構想が表明されてから攻撃に至るまでの12カ月の間に、日米がどのような経過をたdり、いかなる事態が発生し、それらが破局に向かっていかに悪循環を繰り返し、ついに戦争と言う最大の悲劇にまで発展したか、開戦前年の夏以来、我が外交電報を完全に解読して日本政府の腹の中を手に取るように読んできた米国が、なぜ真珠湾で一敗地にまみれたのか、歴史の舞台裏を描いた一種のインサイド・ストーリー。
開戦当時、海軍武官補佐官としてワシントンで勤務していた著者が、「時」という要素を軸として、日本の諜報活動の裏話も含めて描いている。
暗号について
第1部
第1章 ハワイ作戦をめぐって
 ・白昼の暗号書強盗・・・日新丸事件
第2章 日米関係悪化の渦中で
 ・グル―大使の真珠湾攻撃情報の真偽、処理
第3章 松岡外交に操られて
 ・特務艦「襟裳」の通信諜報活動、米海軍の暗号解読
第4章 図に当たった米側の策謀
 ・米は解読情報を、なぜハワイに通報しなかったのか?
第6章 仏印進駐のうらおもて
 ・フリードマンの功績・・・三つの賞
第10章 あわただしい東京の動き
 ・乱れ飛ぶマジック情報・・・解読情報により日本の手の内は全て大統領は承知
第2部

第1章 日本列島が過熱した日日
 ・隠語電報は「富士山登れ」、ウインド・メッセージ
 ・外務省の電話用隠語
第2章 北太平洋の夕陽は燃えていた
 ・開戦間際の極秘電報・・・暗号処理、開戦時期命令
第3章 米戦艦陣ハ在泊中ナリ
 ・ウインド・メッセージの受信、暗号書処理の実施
第4章 太平洋情報戦線異状あり
 ・筒抜けの対米最後通牒
第5章 天佑と神助を確信して
 ・解読情報の処理の不可解さ
第7章 わが翼下に敵艦隊消滅せり
 ・トトト、トラトラトラ
第8章 勝利と敗北の日への出発
 ・おくれた対米最後通牒
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