暗号戦史
「ス行 作品」
作品名 スパイの科学   (THE SCIENCE SPYING)
著者名 ダニエル・コーエン   (Daniel Cohen)  (訳:伊佐 喬三)
発行日:1978.6.28
出版社:東京図書
形式:四六判(ソフト)
目次
はじめに 他人の手紙 
第1章 暗号解読―ウルトラ
第2章 欺瞞作戦―「マーチン少佐」
第3章 航空作戦(1)―U-2事件
第4章 電子諜報―プエブロ号
第5章 航空写真(2)―キューバのミサイル
第6章 盗聴器の取り付け、電話の盗聴、しのび込み
    ―ウィーターゲート事件
第7章 未来―マタハリよさようなら
ストーリーの概要
いろいろな国際事件や、国際取引を成功させるには、当事者は正確な情報を持っていなければならない。その情報は、昔は一癖あるスパイによってもたらされたが、現代では、人工衛星や超航空を飛ぶ飛行機からの写真とか、電波受信機とか、小型の盗聴器とか、新しい技術の進歩で、すっかり変わったものとなっている。
こういう方法によって、益々多くの情報が手に入るようになった今日では、益々「それらの情報の解釈には気をつけなければならない」というのが本書の結論のようである。
(訳者まえがきより)
暗号について
第1章 暗号解読―ウルトラ
 ・コベントリー空襲時のチャーチルの対応・・・・暗号解読の秘匿
 ・エニグマの誕生と暗号解読・・・・ウルトラ情報の誕生
  チューリング、メンジース、キーン、ウィンターポーザム等の活躍
 ・ドイツの対応・・・ヒットラー、ゲーリング

第4章 電子諜報―プエブロ号
 ・敵の電波情報の収集・・・・暗号解読の糸口、生文の収集
 ・緊急時の暗号書、機密文書の破棄要領

第7章 未来―マタハリよさようなら
 ・暗号解読による情報収集の重要性
 ・暗号強度競争により困難・・・・しかし、用法の誤りから解読の糸口発見の可能性
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