作品名 |
スパイ工作の恐怖 (SPY-TECH) これが最新のスパイ・テクニックだ |
著者名 |
グラハム・ヨースト (Graham Yost) (訳:青木 日出夫) |
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発行日:1988.2.5
出版社:KKベストセラーズ
形式:新書(ワニの本) |
目次
1 盗聴工作の章
2 秘密通信の章
3 破壊工作の章
4 偵察衛星の章 |
ストーリーの概要 |
謎に包まれたままだった昭和62年11月の大韓機爆破事件は、蜂谷真由美と名のっていた女の供述により、一挙にその全容が明らかになった。事件は北朝鮮の秘密諜報機関によるソウル五輪妨害を狙った爆弾テロで、女は北朝鮮の特殊工作員キム・ヒョンヒだという。
この年、米軍横田基地機密漏洩事件、東芝機械ココム違反事件と、連続してスパイ事件が明るみに出た。この二つの事件には、いずれもソ連の諜報機関、KGBのスパイ工作員が絡んでいる。そうだ!スパイは深く密かに接近し、われわれを事件にまきこもうとしているのだ。
秘密組織やスパイは、決してわれわれとかけ離れた存在ではない。国家や軍だけを相手にする特異な存在ではない。いまもあなたのすぐ近くで、恐るべきスパイ工作が行われているのだ。最新のテクニックと、脅威の武器を駆使して・・・・!
彼らスパイ工作員たちが、実際に使う凶器やさまざまな道具、暗号などを詳しく調べ、それらの恐るべきテクニックを暴露する。
さらに、国際間のスパイ戦争には欠かせない偵察衛星、電子偵察機についても触れる。
* あくまで、1988年時点でのテクニックであること |
暗号について |
2 秘密通信の章:暗号作戦と解読の攻防戦
* あぶり出しインクから暗号作戦まで
・ 秘密通信のはじまり:3種類のあぶり出しインク
・ 最も知られる"マイクロフィルム″:マイクロドット、マイクロフィルム
・ 敵をまどわす最善のテクニック:暗号と記号
・ 各国が開発を進めた暗号機:ホイートストーン、クリハ、ハゲリン・・・・・M209
・ 第二次世界大戦で活躍した暗号機:エニグマ、パープル
・ 個人スパイ用暗号機の欠点:音声周波数帯変換機
・ パブリック・キーの暗号:現代暗号の時代へ
* 国家安全保障局の全容
・ 暗号研究では最新最大の組織:NSAの歴史、現状
・ NSAの仕組みと働き:組織・・・OSIOとCOMSEC
・ NSAの最新コンピューター技術:最新・最大のコンピューター
・ NSAの世界ネットワーク:各基地と任務
・ 空からの情報偵察:衛星による信号収集
・ 海からの情報偵察:リバティ号、プエブロ号
・ ひそかな国内スパイ工作:盗聴
・ NSAはどれほど優秀か:敵の10年先の技術
・ 秘密通信の未来はどう変わる:シーソーゲーム
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