作品名 |
太平洋戦争六大決戦 なぜ日本は敗れたのか |
著者名 |
秦 郁彦 |
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発行日:S51.3.1
出版社:読売新聞社
形式:四六判(ソフト) |
目次
第1編 六つの決定的戦闘
1 太平洋戦争と日米戦略
2 ミッドウェー海戦
3 ガダルカナルの攻防
4 インパールの悲劇
5 レイテ海戦―栗田艦隊突入せず
6 オキナワの死闘
第2編 七つのエピソード
7 ミッドウェーの索敵機
8 ダーウィン上空のゼロ戦
9 暗号戦争
10 風船爆弾
11 ハルゼー小伝
12 南太平洋物語
13 太平洋戦跡旅行記 |
ストーリーの概要 |
戦争は錯誤の連続であり、より少なく過ちを犯した者の上に勝利の栄誉が訪れる。
“不敗神話”が崩れたミッドウェー海戦の錯誤。
逐次戦力投入の愚を犯したガダルカナル決戦。
インパール作戦の地獄図絵。
世界最後の大海戦となったレイテ海戦反転の謎。
住民を巻き込み本土決戦の犠牲とされたオキナワ地上戦。
六大決戦の戦略を冷徹な歴史家の眼と豊富な資料を駆使し、太平洋戦争の勝敗の岐路を明らかにする。
第2編では、太平洋戦争全般を七つの面から分析し、エピソード的に描いている。
* 「なぜ日本は敗れたか」として改訂版を再発行している。
・・・第2編から「ダーウィン上空のゼロ戦」「ハルゼー小伝」「南太平洋物語」「太平洋戦跡旅行記」がカットされている。 |
暗号について |
第2章 ミッドウェー海戦
*アメリカの対応−暗号情報
・ 米解読陣は開戦前に、マジックと呼ばれた日本外務省の機械暗号の解読に成功して日米交渉を有利に展開
・ 1942年春頃には、日本海軍のD1戦略暗号も解読
・ ミッドウェー海戦時にも、日本海軍の暗号は解読されていた。
第8章 暗号戦争
* はじめに
・ 暗号の歴史、米国の暗号解読の経緯
* 暗号とは?
・ 暗号理論の基本
* マジックの日
・ 開戦時の日本外交暗号解読について
* 天才フリードマン
・ フリードマンについて
・ 暗号器材の解読努力
* D暗号への挑戦
・ 日本海軍の暗号、D暗号等について
・ 長田順行氏の「正攻法によるD暗号解読」について概要を転記
・ 日本海軍の暗号解読について
* 破れなかった陸軍暗号
・ 陸軍の暗号について
* エピローグ
・ 暗号家は、沈黙の人であることを強いられる。
・ 米大統領からの特別勲章・・・フリードマン、ローレット |