暗号戦史
「タ行 作品」
作品名 太平洋戦争日本語諜報戦  言語官の活躍と試練
著者名 武田 珂代子 
発行日:2018.8.10
出版社:筑摩書房
形式:新書
目次
序章  熊本・九州学院に残された名簿
第1章 米軍における二世語学兵の活躍と苦悩
第2章 ロンドン大学と暗号解読学校
第3章 頓挫した豪軍の日本語通訳官養成計画
第4章 カナダ政府の躊躇
終章 戦争と言語
序章 
ストーリーの概要
 太平洋戦争の対日諜報戦で、捕獲した日本軍文書の翻訳、暗号解読、捕虜の尋問、プロパガンダ活動等に携わった言語官たち。
 終戦後は連合国軍の一員として戦犯裁判や、GHQの占領政策実施で不可欠な役割を果たした。
 米国、英国、オーストラリア、カナダは、語学兵をどのように動員したか。
 早い時期から重要性を認識して準備した国と、終戦間際になって慌てた国の違いは何だったのか。
 各国の言語官養成の実際、戦地での活躍、二世たちの葛藤……。
 貴重な記録から、日本語諜報の実像に迫る。
暗号について
第一章 米軍における二世語学兵の活躍と苦悩
 ・通信の傍受と翻訳
  ・ワシントン郊外にあった米陸軍院号諜報部
   ・当初は、二世が使われることはなかった
   ・1944年以降、所要が増え、二世を使わざるを得なくなった。
   ・海軍も同様、二世は信用されなかった

第二章 ロンドン大学と暗号解読学校
 ・イギリスでも、暗号解読関係には基本的には二世は、使用されていない

 日本の情報収拾のために、日系人を活用しているが、暗号解読については、限定されている。
 やはり、敵国人のでそうであろう。

 自国に中で選別した要因に日本語を教育して活用したようだが、日本語は難しく、困難を極めたようだ。
 然し、終戦に近づく頃から、捕虜や鹵獲品からの情報収拾のために、要員を増やして活用している。

日本とは雲泥の差・・・敵国用語の禁止ではね!
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