暗号戦史
「テ行 作品」
作品名 電報利用上の心得      (「偕行社記事第830号」所収)
著者名 藤田 博  (陸軍少佐)

第830号
発行日:昭和18年11月
出版社:偕行社
形式:雑誌
目次
序章 
第1章 
第2章 
第3章 
第4章 
第5章 
第6章 
第7章 
ストーリーの概要
大東亜戦争開始後、戦地との間の連絡は緊密の度を加え、通信は輻輳の最高潮に達している。
電報利用者として心得て置かねばならない常識的事項を述べる。

1 緒言
2 電報の統制
 ・王政の必要と手段 ・電報の指定
3 電文起案の適切
 ・電文起案の要訣 ・長文電報の起案 ・電文の形式
4 暗号班と起案者の協調
 ・電報発信の時機 ・確達の為の補助手段
暗号について
1 緒言
 ・軍用電報の流れ:起案者→暗号班→通信所→暗号班→受信人
 ・軍用電報の生命:内容の秘匿、処理の迅速確実、速達
2 電報の統制
 ・儀礼的電報、不要不急無電報はさける。
 ・軍機、作戦緊急、至急等、指定を適切に
3 電文起案の適切
 *電文起案の要訣
  ・ 暗号書に収容されている原語の活用、独創的略語はさける。
 * 長文電報の起案
  ・ 骨子判決的事項は冒頭に
  ・ 裏面の使用はしない。
 * 電文の形式
  ・暗号作業の正確性の為、形式を守る
4 暗号班と起案者の協調
 * 電報発信の時機 
  ・ 午前中が良い。・・・暗号手の頭脳明晰
その他:暗号当事者と電文起案者の精神的緊密連携
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