暗号戦史
「テ行 作品」
作品名 伝書鳩   もう一つのIT
著者名 黒岩 比佐子
発行日:H12.12.20
出版社:文藝春秋
形式:新書
目次
序 章 忘れられた鳩通信
第1章 鳩通信の発祥
第2章 軍用鳩の活躍―第一次世界大戦まで
第3章 軍用鳩の終焉―第二次世界大戦から現代まで
第4章 新聞社・通信社の鳩便
第5章 様々な鳩通信
第6章 通信から鳩レースへ
終 章 鳩の特殊な能力
ストーリーの概要
 今の我々は鳩といえば駅前や公園のドバトを連想しがちだが、かつては新聞社のスクープ合戦の一翼を担う鳩もいた。
 海上や山間や僻地から写真などを身に帯び、隼や鷹の襲撃をかわしつつ、ときには数百キロという遠路を社屋目指して飛び帰る伝書鳩は、いわば当時の花形通信手段だったのだ。
 明治期、軍用鳩として西洋より導入されてから、近年、レース鳩へと転身するまでのその歴史を、丹念な取材でたどりつつ、鳩が秘めた驚くべき能力の謎にも迫る。
暗号について
第3章 軍用鳩の終焉―第二次世界大戦から現代まで
*鳩哨、掌鳩兵、鳩班員
・軍用関係資料:@往復訓練に関する参考A鳩哨勤務に就いてB軍用鳩の審査法C飼料の参考
・陸軍:鳩哨、海軍:掌鳩兵・・・軍艦で鳩を掌する水平

A鳩哨勤務に就いて
・言葉の定義、編成、鳩哨勤務員の任務、鳩通信所出発時の動作、通信実施等を定めている。
*通信実施第2項
 (略)特に重要なる通信は暗号又は隠語を用い不可視「インキ」を使用し3通を作成し2羽の鳩に託し別々に放鳩するものとす。
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