暗号戦史
「ト行 作品」
作品名 トップ・スパイ
著者名 グイド・クノップ (GUIDO KNOPP)     (訳:永野秀和・赤根洋子)
発行日:1995.5.25
発行所:文芸春秋
形式:B6、ソフト
目次
1 二重スパイ・・・オレク・ゴルジェフスキー
2 核スパイ・・・クラウス・フックス
3 モグラ・・・ジョージ・ブレイク
4 担当官・・・ギュンター・ギョーム
5 ディーラー・・・ジョン・ウォーカー
6 逃亡者・・・ヴェルナー・シュティラー
ストーリーの概要
6人のスパイの実話。「冷戦の重要人物たち」は、タイプが異なり、背信行為の動機も異なるが、ひとつだけ共通点がある。それは「母国を裏切る勇気」である。優秀なスパイとは言え最終的には「道具」にすぎず、使い捨てだ。スパイは割に合わない商売だ。
暗号について
「5 ディーラー:ジョン・ウォーカー」が、暗号にまつわるスパイ物語。金欲から20年間にわたり米軍の極秘の暗号コードをKGBに売っていた米海軍将校。現場を押さえられ逮捕、終身刑。
海軍長官・リーマン曰く「最大にして最も深刻、最も長期にわたる背信行為である。ソ連は、毎日のように我が国の秘密情報を解読することが出来た。米国民がこうむった被害は、直接的には少なくとも500億ドルにのぼる。間接的には見積もることすら出来ない。共産主義の崩壊を数年延長した。」
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