暗号戦史
「ト行 作品」
作品名 トレイシー
著者名 中田 整一
発行日:210.4.15
出版社:講談社
形式:四六判
目次
プロローグ 丸裸にされた日本列島
第1章 捕虜秘密尋問センターの罠
第2章 空母「飛龍」と潜水艦呂号第61の男たち
第3章 A―airシリーズと爆撃目標情報
第4章 陸軍省日本資料会議
第5章 ワシントンの日本人捕虜第一号
第6章 ブロッサム
第7章 硫黄島の秘密
第8章 盗聴された大島浩大使
第9章 それからの太平洋戦争
エピローグ 尋問官長ウッダードと靖国神社 
ストーリーの概要
 軍機を暴露した日本兵、戦史を覆す新事実!「戦陣訓」は無効だった。
 零戦の性能、大和の構造、軍需工場の内部、暗号の詳細…アメリカ軍はどのようにして重大機密を獲得したか?長らく米側で秘匿されていた「日本必敗」の構図。
 最強の日本兵は、かくも容易に口を開いた。 捕らわれた日本兵が漏らした機密から日本は焼き尽くされた!
 収容所で口を割った大島大使に将官たち。情報戦で完敗したもう一つの全貌

目次の細部
プロローグ 丸裸にされた日本列島
 第1節 爆撃目標としての「皇居」                第2節 暗号名「トレイシー」
 第3節 アメリカは捕虜から何を聞き出したか
第1章 捕虜秘密尋問センターの罠
 第1節 ロンドン                           第2節 ワシントン
 第3節 私書箱651、トレイシー、カリフォルニア        第4節 海軍日本語学校
 第5節 ある尋問館の回想                    第6節 エンジェル島
第2章 空母「飛龍」と潜水艦呂号第61の男たち
 第1節 捕虜第1陣                          第2節 ミッドウェーの敗者たち
 第3節 潜水艦乗組員の悲劇                   第4節 太平洋艦隊司令長官ニミッツ大将の訪問
 第5節 真珠湾の零銭操縦士
第3章 A―airシリーズと爆撃目標情報
 第1節 サイパン陥落                        第2節 合同攻撃目標グループ
 第3節 記憶で描かれた詳細なスケッチ             第4節 狙われた航空機製造工場
第4章 陸軍省日本資料会議
 第1節 集結した「日本の専門家」たち               第2節 日系二世の語学兵に下された密命
第5章 ワシントンの日本人捕虜第一号
 第1節 知りすぎた男、海軍大佐沖野亦男            第2節 「フォート・ハント」での尋問
 第3節 最高位将校の天皇観                    第4節 よくしゃべる捕虜たち
 第5節 「打ち首」事件と「誤れる優越感」
第6章 ブロッサム
 第1節 サイパン・ブラックラジオ                  第2節 グリーンズ・エリア
 第3節 「こちらは新国民放送局であります」
第7章 硫黄島の秘密
 第1節 最激戦地からの生還者                   第2節 明かされた最高機密
 第3節 ウッダード大尉とリフェルダファー中佐
第8章 盗聴された大島浩大使
 第1節 ベルリンからワシントンへ                  第2節 緊迫した国際情勢のもとで
 第3節 収容所を揺るがした「原爆投下」              第4節 Uボートの「戦陣訓」
 第5節 捕虜が予言する占領後の日本
第9章 それからの太平洋戦争
 第1節 厚生省援護課からの照会                  第2節 牧野一則上等兵曹はなぜ射殺されたか
 第3節 内野義雄の「長い旅」                     第4節 フィッツシモンズ陸軍病院の真実
エピローグ 尋問官長ウッダードと靖国神社
 第1節 過去を消した情報将校                    第2節 靖国神社の存続は誰が決めたのか
暗号について
第7章 硫黄島の秘密
 第1節 最激戦地からの生還者 
 *硫黄島での投降者:第109師団司令部通信隊・坂井伍長・・・暗号情報に携わった通信兵
  ・ 送受信にかかわった暗号電報以外の情報はあまり価値がなかった。
 第2節 明かされた最高機密
 * 米軍の通信の傍受・・・特別諜報版画存在した。
 * 暗号の秘密・・・暗号の解き方、機械の構造・スケッチ、乱数表、暗号表等・・・A4で10数枚
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