作品名 |
独逸陸軍通信機関に就いて (「偕行社記事第830号」所収) |
著者名 |
佐竹 金次 |
第830号 |
発行日:昭和18年11月
出版社:偕行社
形式:雑誌 |
目次
「なし」 |
ストーリーの概要 |
独逸軍が南北千有余キロの戦線に数百万の大軍を配し、この完全なる統一指揮により局所の戦果を常に全軍に波及させ、大戦果を納め、ソ連の戦果を常に局所に制限せしめ、戦線を微動だもしなかったのは、正に通信機関の完備に依るものが大である。
1 独逸陸軍通信機関の組織
2 通信部隊
3 通信網
4 技術上の参考事項 |
暗号について |
2 通信部隊
・殆ど全てを有線通信による。筆記を要するものは印刷電信
・無線の使用は限定:モールス、暗号化・・・機械暗号
・特殊部隊:無線情報隊・・・傍受、方向探知、特別暗号班8使用暗号の種類決定、解読)
カード班:情報の整理・・・含む暗号について
暗号班:暗号解読、成果大
3 通信網
・無線の使用:国境より250〜300キロの範囲の無線使用禁止・・・ソ連の無線情報隊を警戒
・師団は、第1線部隊との無線通信は厳禁
・呼出符号、暗号等の頻繁な変更
・機械暗号使用
・機甲部隊に特別無線小隊:友軍隣接部隊の通信を傍受、自己の戦況判断の資料とする
4 技術上の参考事項
・モールスは無線のみ、有線には使用しない。・・・教育も異なる。
・極めて重要な電話は秘話電話使用
・無線情報手段:交信系の発見確認、通信法の認知、位置確定、暗号解読 |