暗号戦史
「ト行 作品」
作品名 特務機関
著者名 内蒙古アパカ会  岡村秀太郎
発行日:H2.5.25
出版社:図書刊行会
形式:四六判
目次
序章 
* 雲烟万里の地、アパカ
* 特務機関の活動
* その日に備う
* 風雲急を告げる
* 撤退作戦
ストーリーの概要
 内モンゴルに所在し南下侵略のあくなき攻勢に対する防衛のための諜報戦、即ちスパイ戦、秘密戦の任にあって日夜空をにらんで戦って来た情報機関(アパカ特務機関)の全容を明らかにし、更にその関係、関連地域の状況及びその機関についての状況を記述。
 秘密戦それ自体、影の仕事であり成功してもその事実は軍事上の秘密と記録され、世間に発表して喝采を博するものではない。ただ、一途に「それが祖国のため」という信念で行動した。
暗号について
* 昭和15年、関東軍はアパカ特務機関の設置を図った。
 ・本部に暗号班設置

*特務機関の活動
 ・特殊諜報
  ・電話盗聴
  ・無線傍受・・・実際は困難だった
   ・敵の通信を傍受する・・・通信系統、通信方法、周波数等の把握
   ・敵のモールスを知り、訓練を積んだ要員の配置・・・敵の速いの通信速度を受信
  ・電波戦
   ・偽電、通信妨害・・・限界
  ・当時の暗号電文の仕組み
   ・アパカ特務機関暗号書、他部隊との通信用暗号書
   ・四数字暗号・・・無限乱数表使用、非加減算術
  ・暗号解読戦
   ・一般論記述
   ・米軍の暗号解読の例
  ・諜者無線機教育演習の実施

* 撤退作戦
 ・暗号書・乱数表の焼却

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